2009/04/17
障害者の福祉に資する目的の障害者優遇措置を自らが享受する為に、虚偽書類を作成したり詐欺的意思を持って偽造書類を公的機関に提出する行為を詐欺罪に問えない、歯がゆい障害者郵便割引悪用事件の結末であった。
株式会社ウイルコ（〒924-0051石川県白山市福留町370番地／Tel.076-277-9811（代）／Fax.076-277-9822）の元代表取締役・元会長であった実質的経営者若林和芳が、とうとう逮捕された。
大阪地検特捜部がウイルコや障害者郵便制度悪用の元凶・新生企業、偽装障害者団体の白山会や健康フォーラム、アド印刷、朝日広告社や博報堂といった『実行犯』どもならともかく、広告クライアントであったベスト電器社員までパクった事の影響は大きい。
この障害者郵便割引悪用事件が株式市場に与える影響も大きいだろう。本日の東証二部・株式会社ウイルコの株価は危うく１００円を切る一歩手前１０１円まで前日比１０％以上の下落を見せた。
（ベスト電器は昨日の急落からの反発で２円高になっていたが、この障害者郵便割引悪用事件報道にベスト電器の名前が出る以前の２月下旬からベスト電器株価が急落し始めていたのは何れパクられるとふんだ誰かが先に売っといたから？）
福祉目的の障害者郵便割引制度を偽造書類まで使用し悪用した実行犯達は、とにかく障害者団体を偽装して郵便料金を詐欺紛いに格安利用するため、郵便法の「心身障害者用低料第３種郵便物制度」をクリアしなければならない。
ここさえクリアすれば、偽装障害者団体に定期刊行物を繰り返し発行させる事で打ち出の小槌状態に儲かり続けられる。ＤＭを１通送るたびに「ロイヤリティ」という名目で不正に取得した儲けを新生企業・ウイルコ・アド印刷・博報堂・朝日広告社、そして偽装障害者団体と数円単位で蓄財できる上手いシステムだ。
障害者団体も名義貸しやらダミーやらで、そう元手がかかるものじゃないから、経費は知れている。逆にいえば、この心身障害者用低料第３種郵便物制度の障害者団体許認可の部分、つまり政治的・対行政機関のところだけは「必要経費」がガッポリかかったようだ。
先日、新生企業と組んで障害者郵便割引を違法利用した白山会の代表者が、民主党愛知県４区総支部長の牧義夫衆議院議員と、旧知のじっこんの間柄であると報じたが、民主党牧義夫議員は、「私は知らない秘書がやった事」と関係を否定しているそうだ。その割には新生企業のライバル企業潰しの為とも言えるような国会質問などをして、国民の為の国会運営を妨げているが…。
この郵便法違反事件の発覚当初、テレビ等の取材に、どの障害者団体も新生企業に丸っきり騙されたという被害者ヅラばかりだったが、ここにきて障害者郵便割引悪用の為だけに設立されたような白山会レベルの偽装障害者団体のことがチラホラ発覚。
そして、日本郵政から障害者郵便割引制度の適用を受ける為には、国や都道府県の障害者団体証明書が必要なのだが、民主党牧義夫議員が献金を受け取っていた白山会はそれさえ偽造していたそう。
障害者郵便割引制度を受けるために厚生労働省発行の障害者団体証明書を偽造し、当時の日本郵政公社を騙していたそうだ。
そして偽造証明書で郵便事業会社（旧郵政公社）を騙して受けた障害者郵便割引によって、ベスト電器の広告ＤＭを発送しようと郵便局に持ち込んだら、郵便局窓口が「不審」に思って発送を断ったそうだ。
新生企業のライバル潰しの疑惑はあっても、不正な違法行為のある企業に対する問題提起を国会でしたのは、民主党牧義夫の政治家としての義憤でやった事だと言われれば…そうかいな、と思う。
しかし、この郵便局窓口が障害者偽装の郵便物を拒否した後、白山会の代表が牧義夫事務所（本部：愛知県名古屋市南区駈上1-11-29 新瑞南ビル202）に相談し、牧義夫の秘書が白山会代表と共にＪＰ日本郵便にネゴシエーションに行ったら、一度断られた障害者団体偽装郵便の発送が受け付けられたという。
これが不正疑惑でなくでなんであろう。
そしてこの障害者郵便割引悪用事件――いずれ、障害者郵便割引詐欺事件になるかも知れぬが、これには民主党牧義夫のような口利き議員というか偽装障害者団体の擁護応援議員が大阪を中心にかなりの数かかわっているというのである。
詐欺事件でも何でも、悪徳企業の為に口利きして詐欺被害を拡大させた議員・政治家本人に重罪が被せられることはまずない。検察がいくら頑張っても政治家秘書に対する微罪で終ってしまったりする。
これは最終的に騙す相手が日本郵政という民間企業であるし、騙すといっても金銭を騙し取るというのではなく、騙して格安のサービスを受け、正規料金の何十分の一とはいえ一応は金はちゃんと支払うというのだから、公金詐欺や横領にはならず、かかわる議員としても「ちょろい仕事」だったのだろうから、群がる議員も多かったのだろうが、最終的に税金で賄われると思うと不愉快この上ない話である。
本紙はウイルコに対して抗議街宣活動を行っていたら、ウイルコ元会長の若林和芳より、街宣等禁止仮処分を提訴されたのであるが、ウイルコには「障害者を偽装した詐欺紛いの郵便割引など受けて東証二部市場に上場し続けていいのか、若林和芳は責任を取って辞任せよ！」などと言って街宣をしていた。
しかし、若林はもう辞任どころか罪を認めて逮捕までされちゃっているのだから、詐欺罪じゃなく郵便法違反とはいえ手痛い反省材料にはなったはずで、本紙ももうウイルコに対し、抗議街宣などする事もないだろう。しかし障害者のふりをして金を騙し取る、そしてそれを援護し上前をはねる…飢饉の時代の目くら乞食のような浅ましい連中には今後も徹底糾弾してゆく。
ちなみに裁判所命令により、本紙街宣スタッフは下記のウイルコ営業所の５００メートル圏内でウイルコに対する抗議行動を禁じられております。
※さすがにウイルコ本社の石川県までは、よう行きません。（…？？？偽装障害者団体の「白山会」って東京都文京区て言うから、文京区白山の「白山会」だと思っていたけど、まさかウイルコの石川県「白山市」から取って「白山会」じゃないよね？）
株式会社ウイルコ東京営業部
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東京都中央区銀座5-13-16 東銀座三井ビル4F
Tel.03-3544-5701（代） Fax.03-3544-4545
ウイルコ
埼玉ロジスティクス・センター
〒362-0066
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ウイルコ関東第一工場
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ウイルコ浦安本部
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ウイルコ関東第二工場
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