ウイルコ・新生企業のルーツ新生企業郡山時代を今後追求

2009/01/20

朝日の「障害者福祉悪用の悪徳通販ウイルコ糾弾」はいつ終えた?

 心身障害者用低料第三種郵便物制度悪用の元凶、新生企業と東京証券取引所市場第二部上場通販会社ウイルコ(東証2部7831 石川県白山市)との郵便割引悪用事件を真っ先にスクープした朝日新聞。
 そのくせ、ウイルコが不正発覚で新生企業との取引を中断したらウイルコの後釜として新生企業との郵便割引不正取得を始めるという悪質さ。
 で、公称800万部の新聞媒体や最近はインチキブログで信用性も薄れたテレビ朝日などで朝日新聞は朝日広告社と新生企業との取引は初めてだったと報じた。
 ウイルコの心身障害者郵便割引事件をスクープしたはいいが、藪を突いて自分とこの悪事までばれてしまっては、当初の「障害者福祉を悪用した悪徳ウイルコを徹底糾弾」という気持も萎えてしまったのか、それ以降、ウイルコの郵便割引不当利得問題は朝日の紙面に見られない
 しかし本紙としては新生企業が大阪市西区に移転してくる前、福島県で福祉制度の悪用をしていた時のビジネスパートナーが朝日広告社であった事を確認している為、朝日新聞の「朝日広告は今回初めてたまたま取引し20万ぽっちしか儲かっていない』という、子供を騙すようなチャチな言い訳をまかり通らせてはならないと思っているし、ウイルコの不正に対する謝罪も「社長が会長になっただけの茶番」で許されるものではないと思っている。

日本郵政はマネーゲームでウイルコどころじゃない?

 ところで、日本郵政グループ・郵便事業会社は本来被害者であるはずなのに、ウイルコや朝日広告社、新生企業などを訴える気配がない。
 オリックス宮内にかんぽの宿を格安売却する以外にも、郵便事業会社は株式公開&株価爆騰&売り抜けでも狙っているのか、浮ついたM&A話のリリースには事欠かないが、ウイルコや朝日などを告訴賠償請求するのはネガティブ要因として出来る限り隠そう隠そうとしている。

 日本郵政がらみのM&Aといえば、郵便事業会社は運送子会社の再編のため、日本郵便逓送に今年の「元旦」付けで全国の郵便と名のつく関東郵便輸送〜日本高速物流まで主だった企業を、まず吸収合併させた。
 そしてその日本郵便逓送を消滅、吸収合併を繰り返して、スタートから年商800億円の新会社「日本郵便輸送」を誕生させ、運送部門の再編統合を2月から始めるそうだ。
 ライブドアにオリックス宮内が関わりマネーゲームの温床となったように、郵便事業会社・日本郵政グループにも郵政民営化当時から宮内が関わりマネーゲームの舞台を整えていたのだろうか?しかし、国営企業が民営化されたってNTT発足の時のようなフィーバーは来ないだろうし、新会社年商800億円といったって、運送会社全体からすれば大した輝きもなく、色んな物の寄せ集めではこの大恐慌時に民営化相場にそれほど関心が集まるとは思えない。

新生企業の福島郡山時代を今後、徹底検証

 話がそれたが、この心身障害者用低料第三種郵便物制度悪用事件は、ウイルコ自体もオーナーの若林が「社長から会長に隠居するんだからもういいだろ?」という感じで、それ以上の謝罪・事件解明の進展はなく、また新生企業にいたっては、ウイルコの事はあれだけ叩いた朝日新聞が何も報道しないというていたらくで影に潜みっ放し。
 まあ朝日新聞としても新生企業は同じ穴の狢として、これ以上目立った報道はよそにもされたくもなく、早いとこ忘れ去られて欲しい存在であるだろう。

 新生企業が朝日広告社とつるんで障害者福祉を偽装し郵便割引を受ける障害者団体を用意し、不正割引を受けていた当初、新生企業は福島県郡山にあった。福島県郡山にいた時の新生企業は障害者割引制度の特典を持つ宗教法人を買い取り、その特典を悪用していた。その新生企業に出資、投資、運転資金の提供等していたのが、朝日広告社といわれていた。
 しかし悪事は長く続くものではなく、国税から新生企業に査察が入り、平成15年に倒産し、新生企業の倒産により朝日広告社の痛手は大きく、一説には14億という話もあるぐらいである。新生企業は国税局が入って倒産し逃げた先の大阪で、また同じ社名で同じような郵便割引制度不正利用ビジネスを始めたのであった。

 新生企業が郡山にいた頃から朝日広告社とつるんでいたのを親会社である朝日新聞が知らないはずはなく、ウイルコも新生企業も朝日広告社も誰一人責任らしい責任を取っていない。本紙としては新生企業の福島県郡山時代の悪事やそれに絡む心身障害者用低料第三種郵便物制度悪用の全てをまだまだこれから解明し、糾弾してゆく。

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