ウイルコの心身障害者用低料第三種郵便物制度悪用の模倣犯?

2009/01/08

 障害者団体を偽装する事で通常の十数分の一以下の料金で郵便物を送る事が出来る。「心身障害者用低料第三種郵便物制度悪用」により悪徳DM会社は普段の他企業からのDM制作発注請負業務の「十数倍の荒利」をぼろ儲けする事が出来る。
 本紙が追求し続けている石川県石川市の東証二部上場会社ウイルコも、この詐欺まがいの心身障害者団体発行の刊行物を偽装して、自社の通信販売広告や他社のDM制作請負をし、低料第三種郵便物制度を悪用して数年間に亘り暴利を得てきた。

 障害者偽装のDM郵送料割引不当利得商法を考え出したのはウイルコではない。しかし東証二部上場会社のウイルコがキッパリ断罪されなきゃ、この「模倣犯」が後を絶たない筈だ。ウイルコが刑罰を受けない事すなわち詐欺罪に問われることなくやったもん勝ちが立証されたようなもん。
ウイルコ心身障害者用低料第三種郵便物制度悪用による郵便割引料金の不当利得を、最初に報じたのは朝日新聞であった。
 その朝日新聞が昨日の真夜中に自社が30%だか株式資本出資している朝日広告社も17万通ほど心身障害者用低料第三種郵便物制度悪用の不当利得を得ていた事を発表していた。

 障害者団体さんはどこも資金繰りが悪くて、本紙近所のさいたま市なんかの障害者福祉のNPOさんなんかも「製作所」運営だけでは食っていけずフリーマーケットや中古品売買等でカツカツで凌いでいる。なので、そんな障害者団体運営者の人に濡れ手に粟の心身障害者用低料第三種郵便物制度の悪用を、救世主のようなふりをして持ちかければ二つ返事で飛びつくだろう。
 心身障害者用低料第三種郵便物制度を悪用したDM・通販会社の不当利得は恐らくまだまだ探し出せば切りがない。
 そして、この立場の弱い心身障害者を偽装して暴利を得るという卑しい行為が「厳罰」化されなければ、これからも手を替え品を替え、多発する…だろうがなかなかばれずに「ヤリ得」となるだろう。

 朝日新聞にしても子会社の朝日広告社の言い分がどう考えても嘘をついているようにしか思えないのにうやむやにしか報じないし、ウイルコの障害者偽装郵便割引の不当利得は社長の若林が社長を辞任して「社長→会長」コースを辿るという、反省していると言うよりは単なる同族企業の社長交代を、さも引責辞任のように発表し、本当の責任は一切取っていないまま話が終了してしまいそうな気配である。

 障害者団体の人達は例え無関係なところでもこの事件で色目で見られた事だろう。名誉挽回をするためにはウイルコのような不当利得者を断罪するのが一番なのに、障害者団体の人達の名誉は放っておいて、ウイルコの近所を抗議街宣することは罷りならぬというのも変な話だ。別にいいが。

 詐欺紛いの不当利得をのさばらせていい訳がない。
 将来、形を変えたこの障害者偽装の郵便料金割引金詐取商法の「模倣犯」が必ず出るはずだが、本紙としてはその防止の為にも微力ながら、この問題について今後も徹底的に糾弾し続ける所存である。

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