ロト6当選予想の情報商材を売るビクトリアアートとパルシステムは悪質商法(2)

 昨今、必ず儲かる方法を伝授する等と称し、「有益な、または利益が求められる情報を直接ユーザーに販売する」といった、いわゆる「情報商材」を売り物にし、不当な利益を上げている悪質商法が蔓延っている。

 新宿国際ビルディング内にあるパルシステム(西新宿6−6−3)は、スーパーコンピューターで解析したという「完全当選データ」をプログラムに組み入れ開発したという攻略機で、ロト6・ミニロト・ナンバーズ3・ナンバーズ4といった数字選択式宝くじの高額当選や、パチンコ台の大連チャンを騙る情報商材を売る業者だ。多分、牛のキャラクターを描いたトラックで新鮮な食材を届けてくれる生活協同組合とは無関係である。

 ギャンブルをスパコンで解析したという驚きのパルシステム攻略機は、宝くじの攻略を謳う「ニューヨークナンバーズ」や「アンドロイド・ロット」、パチンコ攻略を謳う「パチンコ攻略くん」というように、手を替え品を替え、グレードアップで名称を替え、という具合に続々と登場している。

 因みに東大理学博士・橋本健氏(日本超科学会会長)は「如何なる高価なスーパーコンピューターをもってしても小さなサイコロの出目一つ計算する事は出来ないのである」と結論付けている。

 そもそも何を根拠に当選番号を選出するのか?

 「ニューヨークナンバーズ」の開発者ジョン・ハワード氏は実在するのか?いったいどれ程の人がこれらを信じて購入したのか知らないが、これらが本物ならば当選金額のキャリーオーバーも無ければ、宝くじの販売も破たんするだろう。

 情報商材を売る業者は、チンケな情報屋は辞めて南国で遊んで暮らす筈である。

 そんな当紙の疑問をよそに、「アンドロイド・ロット」で高額当選し大金を手にしたという購入者が顔写真付きで体験談を続々と公表している。

 凶悪犯罪のターゲットに成りかねず正気の沙汰とは思えない当選者の行動だが、この情報商材を宣伝しているのは一般大衆から信用のある「週刊現代」等の大手週刊誌でもある。

 これが真実なら素晴らしい。当紙も購入して高額当選を繰り返し、自社ビルを銀座か六本木に購入しよう。その前に、この大手週刊誌も支持する情報商材の真偽を徹底検証していく事にしよう。もし広告に虚偽があれば業者は基より週刊誌もペテンの一味ということになるだろう。つづく。

ロト6当選予想の情報商材を売るビクトリアアートとパルシステムは悪質商法(1)

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