ロト6当選予想の情報商材を売るビクトリアアートとパルシステムは悪質商法(1)

 昨今、必ず儲かる方法を伝授などと称し、「有益な、または利益が求められる情報を直接ユーザーに販売する」といった、いわゆる「情報商材」を売り物にし、不当な利益を上げている悪質商法が蔓延っている。

「一日たったこれだけの作業で儲かるノウハウ」といったサイドビジネスや副業のノウハウを紹介するもの、「○○するだけで○○をマスターできる」といった努力せず学べる教材・通信講座、「ロト6で高額当選!」といった競馬や数字選択式宝くじなどの当選ナンバーを独自の方法で選出して当選的中させる、といった有益な情報を商材とするのが情報商材の悪質商法だ。

 さてこの程、ロト6・ナンバーズ4といった数字選択式宝くじの当選を騙る情報商材、発売元ビクトリア・アート(北新宿3−4−3)の「竹中式ロトナンバーズ的中講座」と、怪しい業者が乱立する新宿国際ビルディングにあるというパルシステム(西新宿6−6−3)の攻略機「ニューヨークナンバーズ」の真偽を問う情報が当紙に寄せられた。

 ビクトリア・アートのロトナンバーズ的中講座は、ハーバード大学を主席で卒業し、国際数学オリンピックで大活躍した天才数学者ロバート竹中の監修の下に作成され、当選ナンバーを独自の計算式ではじき出せる様になるという通信講座である。

 何人も当選してしまうと配当金が下がる為、受講者を限定で募集と謳っているが、大手週刊誌で毎回のように大きく宣伝するのは何故だろう?限定というが、実際は無制限ではないのか?実際に受講した主婦が高額当選したという体験談を宣伝しているが100%嘘だろう。

 また、パルシステム(生協とは無関係)の「ニューヨークナンバーズ」は本体無料進呈と宣伝しつつ、月額1980円のプログラム更新料を三ヶ月継続利用することが条件となっている当選番号を選出する夢のようなポケットコンピューターだ。開発者のジョン・ハワード氏は三十年の歳月をかけてシステムを完成させたという。どこかで聞いたことのある外国の俳優か政治家みたいな名前だが、経歴が明かされていないのは何故だろう?こちらも数量限定を謳っている。

講座にしても器械にしても、そもそも何を根拠に当選番号を選出するのか?
例えばサイコロを振って次の目を当てるのは必然ではなく、偶然ではないのか?

 いったいどれ程の人がこれらを受講、コンピューターを購入したのか知らないが、これらが本物ならば当選金額のキャリーオーバーも無ければ、宝くじの販売も経営破たんするだろう。

 情報商材を売る業者は、チンケな情報屋は辞めて南国で遊んで暮らす筈である。

 ところで、このような情報商材を扱う業者の中には、最初の申し込みはホンの入り口に過ぎず、新たにグレードアップした商材が誕生したとかいって、次から次へと言葉巧みに高額な講座・商材、新しい情報の購入を迫ってくるという。

 ビクトリア・アートは「当選者が増えると当選金の配当が下がる」ということを理由に、今回だけの特別限定募集と謳っては、講座の名称を変えて毎回のように集客を募る悪質業者だ。

竹中式ロトナンバーズ的中講座」や、独自に開発したという的中率94%を謳う計算式ビクター指数を用いた「ロトマスター・ロト6完全攻略講座」というように手を変え品を変え悪質商法を展開している。

 オイシイ話につい耳を傾けてしまうのは人の常。しかし、本当のオイシイ話は独り占めして内緒にするというのも人の常である。こんなモノに騙されてはいけない。

 しかし、ターゲットは無知で多少の金を騙し取っても、被害が亭主に発覚することを恐れて無き寝入りする主婦であるという。

 週刊誌の広告などで、世間に広く宣伝しているオイシイ話しには、必ず裏があるということを忘れてはならない。悪事を晒し徹底的に追求するぞ。つづく。

敬天ブログ | 敬天新聞社ホームページ | 敬天千里眼