あの道月住職改心の霊感商法?は弟子常照住職が編出した神葉占い

2012/04/19

 さて、永福舎の販売する「永福珠」なる開運グッズの調査を続けてきた。永福舎(大阪市淀川区西中島4-6-30)が販売する「永福珠」は、丹波哲郎の勧めで天台宗系寺院に出家し、霊鷲山世音院福富寺・大僧正・傳法阿闍梨になったという「道月住職」なる女僧が1本1本に念を込め製作し、身に着けるだけで願いが叶うと謳う数珠である。

 因みに福富寺は真言宗であり代表は金井つきか(道月の本名?)である。その真偽を問う取材を申し入れたが、未だ回答を得ていない。また、数多ある開運グッズの中で特に怪しいと思われる業者の所在を調査したところ、永福舎のある大阪市淀川区に集中して在ることも分かった。そして、これら業者を束ねる親玉もいるようだ。と、これまで報じてきた。

 開運グッズの製作者として、見た事も聞いたことも無い僧侶やイタコや霊能者が「メディアで活躍中の○○先生」などと広告塔になっているものや、宝くじが当たったといって大金に囲まれた購入者の写真と体験談を宣伝しているもの、無料相談と称する窓口を設置しているものには、先祖の因縁や霊の祟りなどの話を用いて不安を煽り、商品の購入を迫ったり、除霊と称して法外な金銭を取る悪質業者がいるので騙されないように注意を呼びかけてきた。

 そんな中、道月住職の弟子と称する福富寺大阪分院(淀川区西中島3-19-8)の院主「常照住職」が、苦しむ人を救う為に編み出したという「神葉占い」なるものが現われた。運営者は葉幸堂(京都市上本能寺前町472)である。

 広告によると「神葉占い」とは「京都のある山中にて採れた葉を和紙加工し、それに占い希望者の名前と生年月日を書き、念を込めると、その人の未来が見える」のだという。占い料金は4500円で何度でも相談に応じるのだという。

 なんだか「足の裏で未来が見える」と言って逮捕された福永法源みたいな宣伝文句だが、当紙の追求は基より国民生活センターやテレビの報道特集で、数珠などの開運グッズ購入をきっかけに数千万円を騙し取られたという被害者の例が度々報じられ、必死に対策を講じている開運グッズ業者淀川グループの努力がにじみ出ている改新(改心?)の第一号店である。

 業者にとって、開運グッズは相談ダイヤルに引き込む為のきっかけに過ぎなかったのだが、開運グッズ無くして如何に相談ダイヤルに引き込むかという課題を、占いの一般的な相場料金一回分で「何度でも相談に応じる」という良心的なフレーズでクリアするつもりだろう。相談ダイヤルに電話してきた者に何度でも応じるのは、悪質開運グッズ業者の要であり従来どおりだ。

 利用者によると、占って貰おうと電話をすると厳しい素性チェックを受けるというから余程、何かを警戒しているようだが、お客さまを不快にさせてはいけないぞ。敵は本能寺に在りと言うではないか。

 占い師や霊能者の本物と似非の境界線は何処にあるのか分からないが、少なくとも路頭に迷い悩める人の話を親身に聞き、進むべき道を指し示すことで、相談者の気持ちを少しでも楽にしてあげること、幸福に導くことが道理であり、「貴方の財産には先祖の祟りが宿っているから浄化しないと家族が大病を患う」「財産を浄化するので差し出しなさい」等と不安を煽っては金を取るのは非道である。

 まして仏門に帰す者となれば、欲望に満ちた相談者に対して煩悩を断つことを説くのが道理であるが、開運グッズに登場する僧侶は「宝くじが高額当選」「ギャンブル連勝」といった欲望と邪念を叶えると言っているのだから、その素性の真偽は言うまでもないだろう。

 会話を重ね相手の警戒心を解き放ち、考えを読み取るコールドリーディングなる心理的な話術を用いて悩みを言い当て、あたかも心の底まで知っているかのようなに見せかけ信用させるのが、占い師・霊能者のテクニックである。占い師や霊能者による洗脳が耳目を集め、このコールドリーディングを用いたビジネス書まで出ている。

 無料や何回でもというシステムに惹かれ利用している内に、コールドリーディングによる言葉のトリックに惑わされ大切な虎の子を奪われないようにしていただきたい。悪質業者が手を替え品を替え蔓延る限り、注意を呼びかけ続けていかねばなるまい。大阪の霊能者・占い師には気をつけよう。

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