（2009/10/08）
一昨年の３月、大阪府警捜査4課はパチプロ集団から仕手集団へとのしあがった梁山泊グループ代表・豊臣春国氏、投資顧問会社役員の川上八巳氏他７名を証券取引法違反―相場操縦容疑で逮捕した。梁山泊・豊臣氏らはネットトレードを軸に、借名口座を使い、関係者間で売り注文と買い注文を同時に出して売買を成立させたり、意図的に市場株価よりも高値で買い注文を出す手口を繰り返し、ヘラクレス上場銘柄のビーマップの株価操作をしていたわけだ。豊臣春国氏は裏社会では松山春国または近藤春国など複数の名前を使い分けていた。
（※ビーマップ事件については次号〝㈱アドバックス（東証マザーズ・株価コード ４７４９）、ＮＳＲ細川徳生グループの会社法錬金術 ㊥〟参照）
つい最近、早稲田のＯＢの投資サークルの子達がヒルズ生活を謳歌しながらデイトレードで株価操縦をしていたのがバレて逮捕されてしまった。（早稲田の子達の証券取引法違反は自分達の能力がドコまで行けるかという若者特有のさほど悪意を感じない「被害者不在」のものだと思う。東大や慶応の投資サークルの子達も、早稲田や一ツ橋その他一流大学の子達で競ってトレードの成績を延ばしていた訳だから厳密に調べられたら大した事でもないのに芋づる式になってしまう？）
梁山泊グループのやっていたのは、早稲田の投資サークルの子達を１００倍悪意に満ちさせ、犯行を複雑化させ数多くの人間が絡んでいたもの。大学や学生投資サークルＯＢの子達の「デイトレ仕手」はヒルズから大学近所の仲間の下宿マンションに至るまで大体みんなが一部屋に集結してワイワイやりながらＰＣ画面の株価罫線をいじりあうもの。あくまでサークルの延長でかわいいもの。しかし、梁山泊など大人の仕事の場合、というか会社買収や株式交換、投資事業組合による未公開株の上場と初値プレミアム取りの高値売り抜け・・・・・・などなど壮絶な資金の動きがある。
この一昨年の３月の逮捕よりちょっと前に、証券取引法違反―相場操縦容疑にて梁山泊グループに大阪府警と証券取引等監視委員会による一斉の家宅捜査が入っていた。
話は前後するが、この一斉捜査の当時、Ｓさんは本紙追及のＮＳＲ細川徳生の直属の部下として働いていた。そして細川徳生は梁山泊・豊臣氏と梁山泊グループの事業に関わるホットラインを持っていたそうだ。細川はＳさんの目の前で、自分の携帯の「豊臣春国」の表示を見せ、自慢げに電話をかけていたらしい。
Ｓさんは「梁山泊がらみの仕事」としては、細川徳生が買収した株式会社アドバックス（Advax Corp.東証マザーズ上場・株価コード:4749）の子会社チャンスイットの顧問の立場で、梁山泊がペットビジネスに参入するという事で事業計画の調査・検討を依頼されていたそうだ。
そして梁山泊・豊臣氏からの連絡があるとアドバックス社内は「梁山泊銘柄」で慌しくなり、実際にＳさんも細川徳生経由で株の仮装売買や馴れ合い売買を繰り返させられていたそうなのである。
そして、ある日曜日、アドバックスグループの仲間である株式会社ＤＰＧホールディングス（名証セントレックス上場企業 株価コード：3781）代表の松田純弘からＳさんに突然電話があった。
『梁山泊事件の捜査が細川徳生さんの身辺にせまっているので、出勤して証拠隠滅をしてほしい』
急いでアドバックス本社（東京都中央区銀座7-13-10日本興亜銀座ビル）に出社すると、細川徳生を筆頭にアドバックスグループの幹部連中が総出で証拠隠滅を行っていたそうだ。
Ｓさんも、細川徳生から指示されて実行していた梁山泊のペット事業関連やパソコンを処分した。
細川徳生の迅速な対応が功を奏したのか、梁山泊グループの一斉家宅捜索において、ＮＳＲ細川徳生は立件されずに終わったそうだ。
豊臣春国氏保釈後、北海道にある豊臣春国氏の自宅に、細川徳生とＤＰＧホールディングス松田純弘はよくいっていたらしい。現在でも、梁山泊グループと細川徳生の蜜月の関係は続いているという。
細川徳生率いるアドバックスグループと梁山泊グループの関わりを紐解いていくと、昨日、ちょこっとブログに記載したような〝株式交換〟という名の相場錬金術を使えばいかにボロ儲けが出来るかの解説が出来る。この梁山泊グループ豊臣春国氏と細川徳生の梁山泊銘柄ホットラインによりどのようなＭ＆Ａ・・・etcが行われていったか等などは回を改めて解説する。
仕手・インサイダーがらみ特集 ㈱アドバックス（東証マザーズ・株価コード ４７４９）の脅迫～拉致監禁暴行～インサイダーまでに関わる、ＮＳＲ細川徳生グループの会社法錬金術｜敬天ブログ（株式会社アドバックス（Advax Corp.東証マザーズ上場・株価コード:4749）の脅迫～インサイダーまで）｜敬天新聞社トップページ｜敬天ブログ