高橋洋一教授、起訴猶予処分となるも東洋大学は追われ

2009/04/28

 竹中平蔵のブレーンとして小泉内閣の構造改革を推進し、2008年3月に財務官僚を退任して東洋大学教授に就任し、テレビ、ラジオ、新聞で有識者として大活躍をされていたのに、先月の24日に風呂屋で他人のロッカーから財布や高級腕時計など約30万円ほどをパクった罪で警視庁練馬署に捕まり、東京地検に窃盗容疑で書類送検されていた高橋洋一教授が、東洋大学教授の地位を追われることになったそう。

 検察が起訴猶予処分としたのには、被害が弁済されたことは元より、この事件を根拠に、高橋教授が東洋大学から「教育に携わる者として許し難い行為」として免職処分にされたコトで充分、社会的制裁を受けたというコトが前提になっているらしい。

 逆に言えば、東洋大学が免職処分にしなければ起訴されたコトになる。すると東洋大学としても窃盗罪で起訴された教授なんか雇っておくわけにもいかないから、結局は解雇というか免職にせざるをえなくなるだろう。

 東洋大学ホームページにて、「20日開催の常務理事会で高橋教授の処分を、就業規則違反に対する懲戒規定に基づく免職と決め」、これらをウェブサイトで公開し、「当該教員の行為は、教育に携わる者として許し難い行為であり、改めて大学として深く謝罪する」と厳しいコメントも発表していた。

 東京地検は昨日、高橋教授を不起訴(起訴猶予)処分にしたそうだが、高橋教授にとっては、東洋大学に救われた形になった、東洋大学の迅速な対応に助けられたと言えるのじゃないか?

 東都大学野球においても東洋大学野球部は、先週、延長12回の末に立正大にサヨナラ勝ちし開幕から4連勝(1分け含む)で勝ち点2となった。好調なようである。高橋教授も窃盗事件が起きるまでマスコミに引っ張りだこだったのは、一重にその肩書きと才能を買われての事だと思うので、捨てる神あれば拾う神あり、だろうから頑張って下さい。

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