山甚グループ(寝具商社・不動産・ゴルフ場経営・宗教法人)の悪行ロイヤルオークカントリー倶楽部の会員権利消滅へ (4)

2010/11/12

 東海開発梶i山甚グループ)が運営するゴルフ場は、伊勢原CC(神奈川)大秦野CC(同)の2コースである。因みに、両コースの会員権相場は売り希望が10万円以下に対し、買い希望が1万円から数万円といったところだ。また、其々の名義書換料は伊勢原CCが約37万円、大秦野CCが約47万円となっている。

 会員権相場全体からみればカスに位置する人気薄のコースだ。ゴルフ場にとってプレー料金と共に名義書換料は、大きな収入源となっている。しかし、会員が叩き売ろうにも売れない、買手は高額な名義書換料に嫌気し見向きもしない惨状では、東海開発も困窮しているに違いない。

 尤も、それ以上に悲惨な状況にあるのが、東海開発の代表である山本博充の口車に乗せられて、ロイヤルオークカントリー倶楽部(群馬県高崎市)を購入してしまった、滑ヨ東管財マネージメントと同倶楽部会員である。ロイヤルオークカントリー倶楽部は、本年2月から会員権の名義書換を停止している。

 名義書換の停止には様々な理由があるが、ゴルフ場の先々の運営が不透明であることから、会員権売買の金銭トラブルを発生させないが為の停止措置と考えられる。停止期間は既に10ヶ月を超え、再開の見とうしは立っていない。大きな収入源を失った関東管財マネージメントだが、その本音を探れば「こんな筈ではなかった」と、山本博充に対し恨み骨髄の思いであろう。

 そもそも、ロイヤルカントリー倶楽部を早期に民亊再生をかけ、新たなスポンサーや譲渡先に転売することを目論んでいた関東管財マネージメントだが、株式購入で5,000万円をどぶに捨て、更に4億5,000万円も山本博充に掠め取られる危険が迫り、その上やる気の無いゴルフ場運営で赤字を垂れ流しているとすれば、正に踏んだり蹴ったりである。

 多少の欲が厄しての事とはいえ、余にも悲惨である。とは言え、何も知らずに抜ける(退会)に抜けないまま地獄に付き合わされる会員が、誰よりも不幸であることに変わりはない。現在、関東管財マネージメントと山本博充は、契約の白紙撤回を巡って争っているのだが、山本博充が売却時に発した、財産価値を過剰に誤認させたことは明白である以上、非の大半は山本博充にあると考えるのが妥当であろう。

 さて、今後に予想されることで、東海開発が残す伊勢原CCと大秦野CCを、今回同様の手口で売り払うことが考えられる。お荷物ゴルフ場を金にする手立てに味をしめた山本博充は、既に動き始めているかも。

( 続 く )

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