2012年人類の終焉を説く、宗法「庚申会龍神総宮社」貴乃花親方も心酔する辻本公俊(代表)の正体とは? (17)

2012/03/10

 昨年、八百長問題で中止となった大相撲春場所が3月11日(日)に初日を迎える。2期目となる日本相撲協会理事の貴乃花親方は、大阪場所担当部長に就任し、異常なまでに高いテンションで張り切っている。

 府知事への表敬訪問をスルーして今が旬の橋本徹大阪市長を訪ねたものの、幕内優賞力士に贈呈されてきた大阪市長賞の廃止(府知事賞があるから市長賞は無駄。←これも二重行政改革の一環か)を決定していたこともあり、見事な肩透かしをくらってしまった。

 それでもめげることなく、吉本新喜劇の舞台に上がり、お約束のコケを披露して笑い(失笑?)を得るなどし、春場所の集客をアピールしている。留めは、前売り販売当日に女将の景子夫人を東京から呼び寄せ、営業電話口に出させるといった、マスコミ向けの話題作りにも精を出した。目標は全日程15日間の満員御礼だという。

 とはいえ、年3回の地方場所(大阪・名古屋・福岡)のなかでは、大阪は比較的に集客が見込める場所であり、ムキになって営業せずとも2年振りというこもあり、誰が担当しようとそこそこ盛況となるのは織り込み済みの筈だ。貴乃花親方の人気・知名度に肖って客を呼び込むのであれば、なぜ営業が芳しくない他の地方場所の担当に就かなかったのか。

 角界の人気者、貴乃花親方の地方担当部長の初仕事に、理事会が華を持たせようとしたためか、或いは貴乃花親方が大阪担当を是非にと志願したのか。理由はどうあれ、貴乃花親方が以前から大阪場所には強い想いを抱いていたことは間違いない。自身が心酔する宗教法人「庚申会龍神総宮社」の代表、辻本公俊の傍に寄り添える場所だからである。

 場所中は、庚申会から稽古場と宿舎の提供を受ける以上に、数々の奇跡を起こしているとされる辻本公俊が勝利の祈りを捧げてくれるともなれば、貴乃花親方にとって至極の喜びといったところか。ただし、貴乃花親方の当面の目標である集客営業には、辻本公俊の奇跡の祈りは届かなかったようだ。

 残念な事に、初日直前の前売り段階で売切れとなったのは、千秋楽の1日分だけで、目標とする15日間満員御礼には出足から躓いてしまった模様だ。最近では祈りさえすれば放射能を無害化できると、原発事故現場で作業にあたっている者に聞かれたら、袋叩きにあう戯言をほざいている辻本公俊だが、せめて自分のことを尊敬してやまない貴乃花親方の為には、祈りで奇跡は起こせないのであれば潤沢な資金力で大阪場所を盛り上げるべきではなかろうか。売れ残ったチケットを全て庚申会で買い取ってはいかが?

敬天新聞社
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吉永 健一

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