浜井卓男(66)静岡県議会議長が保育園乗っ取りに成功 裏切りと深謀遠慮を巡らし、手にした銭はウン千万円也−7

2011/03/17

 4月の統一地方選挙まで僅かである。ボロボロの民主党政権がごたついている最中、選挙に打って出る候補者等は独自の動きを見せ始めている。昔から、特に若い政治家・候補者らは、明治維新で活躍した幕末志士に自らを準えて、政治活動に身命を賭す覚悟を恥ずかしげもなく口にしている。

 維新とは本来、明治維新や五・一五事件/二・二六事件のスローガンであった昭和維新といった、国家体制を覆すという強い意志による大業を指すものである。いち地方の地域社会の行政改革ごときに、維新を声高に叫ぶ姿は余に滑稽と言わざるを得ない。しかし、政治の世界は正に維新ブームの直中にある。

 現在、維新ブームの火付け役として先頭を走っているのが、橋本徹大阪府知事が代表の「大阪維新の会」である。大阪府議会・大阪市議会・堺市議会に50名近くの地方議員を擁し、来る統一地方選挙に於いての勢力拡大は間違いない。これくらいの勢力ならば、現体制を創り変える可能性も高く、維新を名乗る資格があるともいえる。

 又、奸賊小沢一郎に近いといった理由で冷飯を食っている原口一博前総務相は、自身の選挙区に「佐賀維新の会」、全国組織の「日本維新の会」と、同時に2つの政治団体を設立し、民主党とは距離をおいて統一地方選挙に臨むようだ。但し、本人に知名度はあるものの民主党に逆風が吹き荒れる中、何処まで結果を出せるかは不透明である。

 更には、本紙の地元である埼玉でも、サッカーJ1・元浦和レッズGKの都築龍太が、自民党の流れを汲む「埼玉維新の会」を立ち上げている。本人を含め僅か3名の候補者を立てる予定らしいが、維新を語るにしては程遠い規模である。これ以外にも、日本中いたる所で維新やら志士やら、中には龍馬の名を拝借している地域政党が新たに誕生している。

 既存政党への対抗として維新を語れば、誰もが志士になれるという有様だ。そういえば、新党構想を掲げ自民党を抜けた鳩山邦夫が、平成の坂本龍馬を自負したり、しまいには親戚だといった発言をし、国民から総スカンを喰らったことがあった。他人様から歴史上の偉人に例えられるのなら未だしも自ら名乗るとは、通常の感覚では理解し難い恥ずかしい行為だ。

 この鳩山邦夫ほどではないが、維新の志士を気取った連中も同類であると思えてならない。さて、自称静岡の志士こと保育園乗っ取り屋の浜井卓男は、統一地方選挙に出馬するのであろうか。無投票当選の神風が吹くのかに注目だ。


県会議長といえど支援者を騙しまくり四面楚歌になれば、権力も続かない

敬天ブログ敬天新聞トップページ敬天千里眼