浜井卓男(66)静岡県議会議長が保育園乗っ取りに成功 裏切りと深謀遠慮を巡らし、手にした銭はウン千万円也−5

2010/09/02

 静岡県議会議長を退任後、所属していた自民党静岡県連(会長=塩谷立衆議院議員)から叩き出された浜井卓男県議は、現在、新会派「志士の会」にもぐり込んでいる。志士の会が旗揚げされたのは、先の参議院通常選挙の直前のことで、急遽寄せ集まった連中が、どの候補を応援支援するのかと注目された。

 但し、政情ボケの末に乱心し、自民党を追放された浜井卓男を含め60半ばを過ぎたロートル連中には、下手に動かれると迷惑だとする意見が与野党候補の本音であったようだ。選挙期間中は「家に閉じ篭もり、大人しく茶でも啜っていろ」と、内心誰もが思っていたらしい。

 さて、先のない元自民党県議らに取り込まれ、無所属無会派の立場から志士の会に合流した大岡敏孝議員は、同選挙では「みんなの党」公認候補、河合純一(新人=パラリンピック競泳金メダリスト)の選対本部長として議席確保を狙っていたが、惜しくも次点(約36万票)で敗れてしまった。

 選挙については、小沢一郎の号令のもと、改選2の静岡選挙区に2人の民主党候補者が擁立され、全国的にも注目が寄せられた選挙区であった。事前予想では、小鳩体制の崩壊に加え、民主党候補者同士による票の喰い合い、選挙直前に分裂した自民党静岡県連。何より、躍進が期待されていた、みんなの党からの出馬ということで、河合純一の当選は十分に可能だと言われていた。

 しかし結果は、自民党の新人候補がトップ当選(55万票)し、残り1議席には民主党の現職候補(48万票)が踏み止まるに至った。結局、浜井卓男等を追放した自民党静岡県連は、何ら悪影響を受ける事もなく、寧ろ獅子身中の虫(=虱)を選挙前に排除したことが、功を奏したといえる。

 又、浜井卓男の追放と選挙結果には満足しているであろう塩谷立には、選挙期間中に件の『岡崎保育園乗っ取り』の件で取材依頼を行なっていたのだが、無視を決め込まれてしまった。元来、カネと政治の問題では浜井卓男の上を行く胡散臭さを纏っている塩谷立であり、どうせ逃げるであろうと、端から期待はしていなかった。

 さて、今回の選挙で一番割を食ったのが河合純一であったといえる。選対本部長を務めた大岡敏孝議員が、それまでの信念を曲げ、よりによって老害そのものの浜井卓男等と徒党を組んだことが、有権者に理解を得られなかったのであろう。ところが、選挙後の7月27日、当選した自民・民主双方の支援者が、公職選挙法違反で書類送検されたことが判明する。


県会議長といえど支援者を騙しまくり四面楚歌になれば、権力も続かない

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