浜井卓男(66)静岡県議会議長が保育園乗っ取りに成功 裏切りと深謀遠慮を巡らし、手にした銭はウン千万円也−4

2010/07/14

 天下国家の為、命をかけて信念を貫く者を「志士」という。政権交代後、初の参議院通常選挙公示を目前にした6月21日、静岡県議会に新会派「志士の会」が旗揚げされた。自らを志士と名乗るのだから、さぞかし高い理想を掲げ身を賭す覚悟のもと立ち上がったかと思えば、その正体は自民党静岡県連から裏切り者として叩き出されたロートル県議らが、行き場を失った末に寄せ集まった泡沫会派だ。

 メンバーは堀江龍一(65)=志士の会代表、中沢通訓(65)=志士の会幹事長、そして岡崎保育園乗っ取りを「塩谷立(衆議員)先生に頼まれた」とアチラ此方で吹聴しまくっている、前静岡県議会議長の浜井卓男(67)である。手中にした岡崎保育園が、思ったほどに儲けの種にならないと悟るやいなや、聖隷福祉事業団(山本敏博理事長)に叩き売った挙句に、その全てが塩野立の指示のもと行なったと開き直る、裏切りの常習者だ。

 この、恥ずかしげもなく志士を気取った老害議員三人衆は、4人以上が要件となる県議会への交渉権を得るが為に、無所属の大岡敏孝(38)県議に擦り寄り、志士の会に引き摺り込んだのである。大岡敏孝は、若いわりには苦労人である。浜松市議から、政党支持を受けることなく同市長選に出馬し、現職相手に敗れたとはいえ8万票あまりを獲得した。

 その後、4年間の浪人期間を経て静岡県議会議員に初当選したのである。県議となったあとも、既存政党会派には属さず、一本どっこで活動してきた青年政治家だ。当方も、大岡敏孝の人物像を詳細に把握している訳ではないが、その信念に基ずく行動力を見る限り、志士を名乗る資格は十分足りてると考える。そんな未来ある有望な男が、既に枯れかけた老害議員らと行動を共にするに至ったことが、何とも残念でならない。

 特に、私腹を肥やす事を本分とする浜井卓男などとつるんでも、悪影響を受けるだけで政治家として学ぶべきものは何一つとしてない。逆に、反面教師としては最高の教材であるとはいえる。朱に交われば云々と言われる通り、一刻も早く離脱することを大岡敏孝には進言する。さて、この原稿を作成している今は、参議院通常選挙の真っ只中である。

 本来ならば、志士の会の選挙応援動向を書きたいところだが、腹いせ的に選挙妨害を問われるのも面倒くさいので、自重することにした。最後に、候補者にとって選挙応援の全てがありがたいとは限らない。「貴方の応援は(票が減るから)迷惑だ」という候補者の本音も聞こえてくる。


県会議長といえど支援者を騙しまくり四面楚歌になれば、権力も続かない

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