練馬区行政に公明党が巣くう。業者の捻じ込み入札情報聞き出し…疑惑満載.7

(2011/11/16)

 練馬区公共工事を牛耳る練馬区建設業協会。同協会事務局長にして潟Rバ建設(小林四郎代表)の執行役員である角田浩が、差配役として同協会所属のなかから受注者を調整してきたとされる。競争入札に臨む業者にとって、何より得たいものが非公表の最低制限価格だが、それを唯一手にすることが出来るのが角田浩とされる以上、その権力は絶大である。

 しかし、それも同協会所属業者から不平不満がでないような調整が出来てこそ、現地位が保たれるのだが、今それが揺らいでいる模様だ。練馬区建設業協会にとって、他区からの業者参入を阻止することが何より重要なことである。特に、JVを組みたいが為に代表企業となるゼネコンを引き込むことは掟破りに等しい。現に、他区業者とのJV結成を強く否定してきたのがコバ建設であった。

 ところが、先の大型事案で自ら率先して潟tジタ(渋谷区)の下に付き、まんまと他区業者のフジタに25億円を超える隔年発生の貴重な大型事案を横取りさせてしまった。今後も同様の掟破りが続けば、コバ建設の立場が次第に危うくなるのは確かだ。当然、選挙対策として練馬区内業者に恩を着せたい議員も、渋谷区のゼネコンに庭先を荒らされては納得がいかない。

 特に、コバ建設に何かと便宜を図ってきたとされる公明党は尚更である。何れにせよ、角田浩が繋ぐコバ建設と公明党の蜜月関係に綻びが生じる気配が感じられる今、次回発生する大型事案の行方に要注目である。さて、角田浩の盟友として活躍していた前都議会議員の石川芳昭は、議席を公明党ホープの小林健二に禅譲した後、選挙管理委員会委員長のポストに座った。

 任期は4年間で、再来年の12月まで役職が保証されている。この委員長ポストは、最も優遇された議員の天下り先と言われている。長年、創価学会の為に汚れ仕事に徹した石川芳昭に対し、練馬区議会の与党勢力である公明党から贈られた、功労賞といってよいだろう。何せ、年間37〜46日の勤務日数で月額30万8000円の報酬が支給されるのである。

 突然の解雇に怯えながら生活保護費並の収入で暮らす非正規雇用者からすれば、まさに別世界である。しかし、斯様な石川芳昭の優雅な暮らしが脅かされる事態が進行していた。委員長に就く半年前から、委員への報酬支払いの差止めを請求する住民訴訟が東京地裁にて争議されていたのである。石川芳昭にすれば「貧乏人が妬みやがって」と、怒り心頭であったと思われる。

敬天新聞社
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吉永 健一

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