2012年人類の終焉を説く、宗法「庚申会龍神総宮社」貴乃花親方も心酔する辻本公俊(代表)の正体とは? (12)

2011/09/27

 義援金募集と称して、160件を超える個人・団体から合計約450万円を振り込ませ、本紙が寄付行為の乱用に当ると指摘したなら、暫くして貴乃花個人の銀行口座名から義援金名称を消し、協力金に差し替えた上で、寄付行為ではないと言い訳。東日本大震災の避難所での炊き出しも僅かに日帰りの2回。

 義援金だろうが協力金だろうが、支援者の善意に応えなかった事実に変わりはない。被災地に赴くボランティアは、宿泊費・交通費・食費の全てを自己負担で賄っている。身銭を切ることなく、支援者からの金を拝借して飯付き・足付きの気楽なバスツアーをボランティアとは片腹痛い。

 今からでも遅くはない。中途半端な似非ボランティアは止めにして、日本赤十字社等の然るべき団体に残金240万円を預けるべきである。間違っても、来年には人類が終わるなどど虚言を吐く、宗教法人「庚申会龍神総宮社」への浄財などに流用しないように。

 貴乃花なら「辻本公俊サマなら被災者を救ってくれる」と、言いかねないから心配だ。さて、本業の相撲部屋の運営は、一人前の弟子(十両以上の関取)を一人として育成できずに、その指導力不足は角界一との評判の貴乃花。

 タレントが本業の女将さんは、子供の教育上よくないと部屋での同居を嫌い、3人の子供等と高級マンション暮らしを謳歌している。他人様から大事な子息を預かる相撲部屋を、教育上よくないと忌嫌うような女将さんでは、弟子が育たないのも納得である。

 とはいえ、関取を育ててこそ、初めて相撲部屋の運営は潤うのである。夫婦揃ってTVCMやバラエティー番組に出演し、見た目は華々しいが、その懐具合は不如意のはずである。庚申会龍神総宮社からは地方場所の宿舎を提供して貰ったり、物議をかもした角界騒乱最中での豆マキ参加のお車代等々、辻本公俊からは其れなりの援助を受けているだろうが、到底足りるわけがない。

 そこに登場したのが新たなタニマチである。貴乃花の支援者となったのは、パチンコチェーン最大手の「マルハン」(本社/京都・東京、韓裕社長)である。売上高2兆1千億円を誇る巨大企業のマルハンは、今秋に開始したCSR(企業の社会的責任)活動に貴乃花を参画させることで、新たな繋がりを持つことになったのだ。

 これが一過性の単発契約で終わる筈はなく、今後も、角界のニューリーダーと持て囃されている貴乃花を利用する腹積りであろう。新興宗教にパチンコ業者と、貴乃花の周辺には胡散臭い連中が寄ってくる。

敬天新聞社
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吉永 健一

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