練馬区行政に公明党が巣くう。業者の捻じ込み入札情報聞き出し…疑惑満載.2

(2011/09/03)

 定数50名の練馬区議会議員のうち、12名が公明党議員である。一党での過半数、或いは第一党が自民であれ民主であれ、この2大政党が連立を組むことでもない限り、公明党が常に議会運営のキャスチングボードを握っている状態となる。

 こういった傾向は練馬区のみならず、都内全域の自治体でも散見できる。何より、公明党の強みといえば背景にある巨大な組織力で戦う選挙である。時々の時勢によって浮き沈みが激しい他の政党とは違い、創価学会の磐石な組織票を有する公明党は、大きく躍進することもないが、逆に大敗といわれるような負け戦もないのが特徴だ。

 また、公明党の場合は創価学会より送り込まれた候補者が、指示通りの選挙区に立つことに加え、候補者の世代交代までも完璧に管理されていることから、他党のような立候補者同士による選挙前の混乱も殆ど起きることがない。

 尤も、選挙権を有する創価学会員にとっては、ある意味で区市町村レベルの地域議会の候補者など誰でも構わないのである。議席を確保している選挙区を死守することが何より大事なのであって、能力・資質不足の候補者であろうと、学会員の力で当選させることに使命感を燃やしているのだ。

 創価学会が本気で力を注ぐ選挙は、国政及び都道府県議会、政令指定都市での選挙であるといわれている。特に首都東京での都議会議員選挙への意気込みは凄まじいものであり、東京に勤務地がある人や居住者なら、一度や二度は創価学会員の猛烈な支持要請を受けた経験があるに違いない。

 さて、東京都議会の練馬選挙区(定数6)は、自民2と民主3、残り一つは先の選挙で堂々のトップ当選(50.011票)を果たした公明党の小林健二である。小林健二は、創価大学を卒業後に国会議員の公設秘書を経て、都議会に初出馬初当選した公明党(創価学会)のホープである。

 今後、余程のヘマでもしない限り、再選以上の将来が約束された身分である。又、選挙区の練馬区民(勿論、学会員と将来の参政権付与を見据えての外国人登録者)の幸せの為に労を惜しまず汗をかき、時には汚れ役にも徹することが出来たのなら、創価学会内での立場がより一層のこと安泰となる。

 その意味では、小林健二の前任者であった元都議の石川芳明は、汚れ役に徹した議員であったといわれる。練馬区の入札情報を聞き出しているとされる練馬区建設業協会の事務局長、角田浩(コバ建設=執行役員)とは、名コンビであったそうだ。

敬天新聞社
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吉永 健一

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