2012年人類の終焉を説く、宗法「庚申会龍神総宮社」貴乃花親方も心酔する辻本公俊(代表)の正体とは? (11)

2011/09/03

 先月末、東日本大震災の被災地である岩手県は、県内の自治体運営避難所すべてを閉鎖した。同様に福島県でも殆どの避難所を閉鎖し、宮城県では少し遅れが生じているものの、順次、閉鎖が進む予定だという。

 さて、避難所に身を寄せていた被災者を対象に『心の絆の炊き出し』と称した支援活動を継続中の貴乃花であるが、今後は如何様の活動をしていくのであろうか。

 ここ三ヶ月あまりは、協力金(突如として義援金募集を協力金と変更し寄付行為ではないと宣言)の新規振込みが全くない状況のようだが、450万円余を集めた内、約240万円が残金として留保している模様だ。

 震災後から半年が経過したが、その間、僅か2回(2日間)の炊き出ししか実施しなかったことから、半分以上が残ってしまったのだ。支援活動はタイミングが重要であって、然るべき時期に然るべき行動をとってこそ意味があるものとなる。

 貴乃花本人が被災地に出向かなくとも、他の誰かが行けばいいだけだ。実際、2回目の炊き出しに貴乃花は参加していない。貴乃花にすれば、直接行って目立ちたいのであろうが、炊き出し費用として協力した支援者からすれば、裏切られたとの不信感を抱く者も少なくはないであろう。

 思い付きで始めたに違いない支援活動は、寄付行為の仕組みを無視した単なる銭集めから始まり、ろくな支援さえしないまま、尻すぼみ的に消滅するようだ。尤も、その僅か2回の支援活動の内容にしても、余にもお粗末なものであって、ボランティア精神を著しく欠く憤慨ものの似非行為だったと言わざるを得ない。

 4月13日、二回目となる南三陸町での炊き出しに要した金額は約140万円であるが、その中には貴乃花グループに所属する親方や力士を含めた53名を被災地に送る、大型バス2台の車両代が含まれていた。更には、その者達の食費として約14万円(一人に付き2600円)が協力金から支出されていたのである。

 つまりは、大型バスにて快適に移動し、安くはない食事で腹を満たしながら、凄惨な被災地に乗り込んだのである。勿論、タダである。因みに5000食用意したという炊き出しの食材費用は86万円で、一食分に換算すれば172円である。

 劣悪な避難所暮らしを強いられている被災者への炊き出し費用は削り、自分等は、支援者から集めた金で優雅に旅行気分を満喫していたのである。「わざわざ、飯を食わせに来てやったんだ」という本音が見え隠れする、何とも浅ましい品性下劣なボランティア集団である。

敬天新聞社
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吉永 健一

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