2012年人類の終焉を説く、宗法「庚申会龍神総宮社」貴乃花親方も心酔する辻本公俊(代表)の正体とは? (10)

2011/08/12

 貴乃花が独自に展開する東日本大震災支援活動。本紙は此れまで、同活動の不明瞭さを指摘してきており、日本相撲協会に対しても説明を求めてきた。しかし、貴乃花はもとより、公益法人たる日本相撲協会も説明の一切を拒否する姿勢を示してきた。

 特に貴乃花に至っては、不特定多数から被災地での炊き出し費用を、義援金募集として集めておきながら、数ヶ月もの間、その使途詳細さえ明らかにしてこなかった。大震災発生後、被災者救済を騙った義援金詐欺が横行した。ネットでの呼び掛け、電話や訪問での悪徳商法張りの詐欺、なかには街頭に立ち義援金をせしめる募金詐欺等々、どれもこれも、震災をネタにし人様の善意を貪る卑劣な悪行である。

 貴乃花の支援活動を、これら悪行と同列と見なしている訳ではない。本紙は、飽くまでも義援金の集め方の脱法性を指摘し、その使用方法の不明瞭さを追及してきたのである。そもそも、自己負担(炊き出し費用)が出来ないならば、身の丈にあった支援を考えればよいのだ。

 人気者の貴乃花なら、暇をみては街頭に繰出し募金活動を行なえば、現状(¥4.567.749)の義援金は集まったであろう。何を思ってか、誰からの入れ知恵なのかは定かでないが、寄付行為等に関する説明もないまま、自身の個人口座に義援金を振り込ませ、何ら会計の透明性を担保しないまま自身の裁量で支出するなど、著しく常識を欠く程度の低い行為としかいえない。

 人類の終焉を煽って信者と銭集めをする辻本公俊(庚申会龍神総宮社)。片や震災支援をネタに脱法的に銭を集める、辻本公俊を師と仰ぐ貴乃花。人心の不安に付け入ったり、善意や同情を乞うての銭集めは、単純であるが故に効果的な古典的詐欺の手法ともいえる。正に似た者同士の師弟である。

 さて、貴乃花は漸く自身の支援活動が危ういものであることを自覚した模様だ。突如、振込口座の名義から義援金の呼称を外し協力金とした上で、寄付行為の対象ではないと言い出したのである。即ち、支援者が被災者への義援金のつもりで送金した筈が、何時の間にやら貴乃花への協力金に擦り替えられたのだ。

 これでは、相撲界伝統のタニマチによる、お手当(お小遣い)と一緒である。現に、貴乃花による被災地支援の炊き出しが、本来のボランティア精神から懸け離れた実態が明らかになっている。貴乃花部屋の公式ホームページに漸く掲載された義援金の使途明細(領収証なし)を見ると、呆れた真実が見えてくる。

敬天新聞社
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吉永 健一

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