2012年人類の終焉を説く、宗法「庚申会龍神総宮社」貴乃花親方も心酔する辻本公俊(代表)の正体とは? (9)

2011/07/09

 東日本大地震発生以降、貴乃花は『心の絆の炊き出し』と銘うった被災者救援ボランティアを展開している。一回目は、日本相撲協会の承認を得ないまま被災地入りし、放駒理事長が激怒したといわれている。二回目は、承認を得ての活動となり、貴乃花グループに属する親方・力士が多数参加した模様だが、当の貴乃花は臨時理事会の日程と重なり不参加であった。

 さて、世間一般が貴乃花の炊き出しボランティアを報道等で知れば、行為そのものを称賛はしても非難することはないであろう。協会の意向を無視して被災地入りしたことも、被災者を勇気付けようとの強い気持ちから、先走ってしまった結果だと、擁護の声があってもおかしくない。

 しかし、志が如何に純粋で尊かろうと、善意の寄付・募金の仕組みを履き違えていては本末転倒である。少々キツイ言い様となるが、貴乃花は炊き出しに必要な経費を不特定多数の支援者にたかっているに過ぎない。しかも、寄せられた募金を使い2度の炊き出しをしておきながら、食材調達費用等の明細を一切開示していない始末だ。

 へたをすれば、被災地入りした親方や現役力士の交通費や食費さえも募金で賄っている恐れがある。そうとすれば、募金を寄せた支援者の善意を踏み躙ったことになる。

 現役時代の師匠であり実父でもある故・花田満(初代貴ノ花)から譲り受けた現在の稽古場兼住居は、既に他人名義となり借家状態が続いている。

 少ない弟子、部屋発足から一人の関取も誕生しない体たらく、サポーター制度を導入し有力タニマチが離れ、先代死去後には遺産相続で骨肉の争いを演じ、仕舞には人類終焉を説く宗教に傾倒するなど、自他共に認める角界のエリートとにしては余にも醜聞に塗れている実生活である。

 女将さんと揃ってタレント活動に精を出し、相撲部屋と生活を維持しているのが実情のようだ。貴乃花は多分、純粋に被災者支援を考えたのであろうが、如何せん先立つ金がない。それでも被災者支援をしたいというのであれば、身の丈にあった方法を取るべきだったのである。

 当紙は、この貴乃花の募金方法に脱法性を含む多くの疑義を抱き、先般、日本相撲協会=放駒理事長に質問状を送付した(当紙ブログ『日本相撲協会理事長 放駒輝門への質問状』参照)。

 しかし、久々の正式な本場所開催を控え、揉め事を抱えたくない本音からか、回答されることなく返却されてしまった。現在、日本相撲協会の監督官庁である文科省に、経緯説明と指導の要請をお願いしているところである。

敬天新聞社
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吉永 健一

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