実弟と側近に裏切られ全てを失った老夫婦の残酷物語止めを刺した(競売)介錯人は、城南信用金庫中野支店(3)

2011/06/22

 兄夫婦を陥れ、その家族諸共不幸のどん底に沈めた太田道則。この悪党が自己破産をしながらも実質経営する、葬儀総合サービス「東洋博善梶v(杉並区和田1-34-1)の最大のセールスポイントが「立正佼成会の発祥地から徒歩3分」という立地であるらしい。

 都民の多くが知るところであるが、杉並区には多くの立正佼成会の関連施設が集結している。約147万世帯、400万人以上の信者がいるとされる巨大新興宗教団体の聖地である。さて、立正佼成会の信者は、自身の葬儀について生前に登録(メモリアル証書)を済ませておけば、佼成会葬として盛大に送って頂けるそうだ。

 その時、戒名も立正佼成会より頂戴されるという。しかし、佼成会葬を利用する信者は、けして多くはないという。佼成会葬の生前登録に必要な費用は、安いものではないだろう。また、一般信者にしたら、佼成会葬で送り出されるには二の足を踏むという事情もあるようだ。

 親類縁者に信者である事を伏せている場合、立正佼成会の施設を利用した葬儀は出来ない。加えて、本人の意思がどうあれ、喪主の判断で佼成会葬を見送る事も少なくはないはずだ。それでも、聖地の近くで葬儀をしたいという願いはある。東洋博善は、こういった佼成会葬から漏れた信者の葬儀を扱うことで、荒稼ぎをしているのだ。

 設立当初は埼玉県志木市に本社があった東洋博善だが、数年後には志木市を営業所に格下げし、本社を今の杉並区和田に移している。既にその時から立正佼成会の巨大な葬儀マーケットに目を付けていたのかもしれない。とはいえ、経営手腕もセンスもない太田道則が、其処まで先見の明があったとは思えない。実兄の地元である杉並におしかけただけというのが実態であろう。

 さて、東洋博善は志木・朝霞・和光市の各市民が活用できる市民葬儀制度を取扱える指定登録業者であり、適正価格での葬儀を謳っている。ただし、立正佼成会の会員向けに提案している葬儀は、これら市民葬と比べても安価な設定となっており、特別待遇をもって受け入れているのだ。太田道則が立正佼成会の信者であるかは不明だが、銭の為なら信者に成りすます位は平気でする男だ。

 そもそも、法華経の真理を僅かでも理解しているなら、実兄に対し、これ程に惨い仕打ちを出来るはずもなく、自己破産した身でありながら高尚であるべき葬儀事業に携る事は許されないことだ。しかし不思議なもので、こういったクズには何故か銭と人が集まるのである。

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