2012年人類の終焉を説く、宗法「庚申会龍神総宮社」貴乃花親方も心酔する辻本公俊(代表)の正体とは? (6)

2011/04/01

 3月28日、貴乃花親方が有志19名と宮城県南三陸町志津川地区に入り、被災者に2.000食のちゃんこ鍋の炊き出しを行なった。貴乃花親方は今回の震災直後から「貴乃花グループ・東北地方太平洋沖地震支援活動・義援金」として、金融機関(第一勧業信用組合・中野新橋支店(普)6854228)を通じて、炊き出し費用の寄付を募っていた。

 この『心の絆の炊き出し』と銘打った支援活動を、今後も継続していくという。さて、ここにある貴乃花グループとは、先の協会理事選で貴乃花親方を支持した阿武松・大嶽・間垣部屋のことらしい。噂では、一門に迷惑をかけてまで理事に立候補することに躊躇していた貴乃花親方を説得したのが、辻本公俊だったと言われている。

 どうあれ、馴れ合いの既存一門を離れ、貴乃花親方を中心に結束した各部屋が、震災支援に独自に行動を起こしたことは賞賛に値する。日本相撲協会以外の競技団体や選手等が、いち早く支援活動に乗り出したなか、八百長疑惑の渦中であることを差し引いても、日本相撲協会の腰の重さは顕著であった。

 その上に、外国人力士が母国や家族から一時帰国を促されても、全協会員に部屋あるいは自宅での待機を通達し、日本に縛り付ける始末である。十両の黒海は母国グルジアから在日大使館を通じ帰国命令があったそうだが、所属部屋の親方から「協会の通達は絶対だ。帰国するなら引退するしかない」と迫られ、帰国を断念した。

 帰国の是非はさて置き、原発事故の被害状況が過分に伝わっているであろう家族の心情を慮れば、本場所もない今の時期、外国人力士の事情と個々の判断を尊重するのが人情ではないか。さて、協会員の行動を厳しく制限している日本相撲協会だが、貴乃花グループ『心の絆の炊き出し』が行なわれた数日前に、佐渡ヶ嶽部屋による炊き出しが初めての協会公認を受けて行なわれていた。

 ただし、支援が行なわれた場所は、佐渡ヶ嶽部屋がある千葉県松戸市である。被災地いわき市から松戸市の寺に避難していた4世帯22人の避難者に対する炊き出しだったのだ。それでは、甚大な被災地である南三陸町での貴乃花グループの炊き出しを、日本相撲協会は事前に知っていたのであろうか。

 これまでの経緯からして、この時期に被災現場での活動を認める筈はないと考えられる。為らば、貴乃花グループが協会を無視して強行したのであろうか。日本相撲協会に電話確認したところ、担当者不在にて回答できないという。

敬天新聞社
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吉永 健一

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