堀辺義一、騙した1,000万円の苦しい言い訳

2009/05/23

 堀辺義一がまた謝罪に来たそうだ。謝罪に来た、というより言い訳にきたらしい。その言い訳の論理が「森田に預かった金は運用するためだった。儲けたら配当を白倉さんに届ける心算だった」と言う。

 そこで社主が、
「お前はバカか。相手から金を引っ張る時、『新潮に記事を書いてもらうには三百万ぐらいが必要』と言って三百万を振り込ませたそうじゃないか。それで効果がなかったから、『こういうのは敬天が得意だから敬天に頼もう。それには最低でも四百万ぐらいは必要』と言って、四百万振り込ませ、その後、『敬天が怒っている、記事を止めるには三百万位は必要』と言って、三百万を振り込ませたんだろう。そんな話を俺には一言だって話してねーじゃねーか。そういうのをネコババと言うんだよ、一人芝居しやがって」と叱りつけたそうだ。

 すると堀辺は、
「何で私の名前を書くんですか、私は仲間ですよ。私は絶対白倉さんを裏切りません。私に矢を向けないで下さい」と言ったそうだ。

 それに対し社主が、
「もう裏切ってるじゃねーか。お前は仲間じゃないよ。大体、俺がこの話を聴いた時、相手の金の引っ張り方が悪どいから『これは警察に訴えた方がいい』と指摘したのに、それでは金が回収できない。何とか街宣は掛けられないか、とか記事にしてくれないか、と頼んだのはお前だろう。書かれた方は当然打撃を受けるわけだし、慌てて示談してきて、その示談したことも一切俺には言わないじゃないか」といったら、

堀辺は、
「自分も示談したことは一切知らなかったんですよ。数日後に聞いたから森田を怒りましたよ」と言ったそうだ。

「俺が森田に文句を言うなら分るけど、お前が森田に文句を言える立場かよ。一〇〇〇万円も金を引っ張っといて。言い訳や愚痴なら会いに来るなよと言っといたじゃないか。『前向きな話です』と言うから、わざわざ出張帰りに会ったのに、どこが前向きだ」と、社主が言うと、

堀辺は、
「だから私はどうしたらいいか聴きに来たんです、教えて下さい」と言う。

「俺に何を聴くんだよ。お前に教えることなんか何もないよ。お前は騙し取った金を森田に返せばいいんじゃないの?」と社主が言うと、

堀部いわく、
「森田に電話すると『白倉さんに渡すと言って持って行った金は白倉さんに渡して下さい』の一点張りで、会ってくれないんです」と言う。

「だから、このことが発覚した時、関係者が集まって『お前も来い』と言った時、こなかったじゃねーか」と社主。

「いや、あの時、用事があって抜け出せなかったんですよ」(堀辺)

「ウソ言うな。呼び出された川辺がきて『堀辺さんから行くな、と言われましたけど、真相を話すために来ました』って言ってたよ」(社主)

「いや、本当ですって。とにかく私はどうしたらいいでしょう?私のことだけ書かんといて下さい。顧問先から切られました。今の状態では金も集まりません」(堀辺)

「そんなもん知るか。墓穴掘ったのはお前じゃないか。自分でどうにかしろ」(社主)

 このようにして社主が席を立ったら、タクシーのドアにまでしがみついてきたそうだ。

 その後、知人のK氏の所に泣きついたらしいが、「そんなネコババしたことを、株に投資したとか言ったら、社主じゃなくても誰でも怒るよ。金ができたら立ち会ってあげるから取りあえず金を作ってこなきゃ無理」と追い返されたそうである。

 至極常識的な判断。この話、元々は銀座の質の悪い客の話だったが、いつの間にか、被害者を連れてきた仲介者が被害者を二度毟り取る、という話になってしまった。

 田中兄弟は和解が成立したが、もう一方の狸、山口宗寿松本剛はまだ逃げ回っている。直近の情報では、芝のプリンスタワーホテルを定宿にしていた松本剛は、5月21日、ホテルからの教育的指導か家賃滞納か知らないけど、ホテルを出たそうである。

 それに写真の立ち位置や、金の騙し取り方などを見ていると、どうみても松本剛の方が主導に見えていたのだが、関係者の話では松本剛は単なるバカでおだてられてるだけで、実質は山口宗寿の方が悪で、借金も恐らく松本剛が全部被って自己破産するのではないか、という話もある。

 どういう結果になるのか知らんけど、どう考えても一人や二人逮捕されてもおかしくない話なんだけど、詐欺師が多過ぎて当局も手が回らないんだろうなー。それに被害者の騙され過ぎる間抜けぶりもあるし。

 ただ被害者の名誉のために言っておけば、被害者も騙し取られた金は殆どが自分の金ではなく借りてきた金だったそうで、そちらの方は実家の土地を売ったりして全てではないが、手当てしたそうである。それにしても悪いやつが多い。

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