スーパーアグリF1チーム株を 野村エステートファイナンス→

ばんせい証券への譲渡は実質的には、 商法で禁止された

「全国保証グループの不良債権飛ばし」

スーパーアグリF1チームの新車『SA08』発表会が延期

2008/02/16

 2月19日に予定されていたスーパーアグリF1チームの、スペイン・バルセロナのサーキット・ド・カタロニアでの新車『SA08』の発表会が延期されることになった。F1の公式サイト『Formula1.com』でも、ロイター通信など海外メディアでも、F1業界におけるトップニュースとして報じている。鈴木亜久里氏は、それほどまでに偉大な方なのだ。

 中止になった理由はバルセロナまでの渡航費用がちょっと…といった貧乏人の世界の話ではない。そんな数十万円、資金繰りに困っていようと鈴木亜久里氏にとってはポケットの小銭以下の金額だ。その証拠に、当日は新車発表の代わりに鈴木亜久里氏とテクニカル・ディレクターのマーク・プレストン氏の質疑応答の時間が設けられる予定だ。何を質疑応答するか知らないが、金に忙しい中ご苦労さまです。マーク・プレストン氏もあくまで「テクニカルディレクター」だし、亜久里氏だって、日夜気の遠くなるような資金繰りでナーバスになっているのだろうから、無神経なマスコミがはやまって資金繰り面の質疑応答をしてしまわない事を祈るばかりだ。

 しかし、当然の事ながら、19日の鈴木亜久里氏&マーク・プレストン氏トークショーでは、スーパーアグリF1チームの正式なドライバーラインアップはまだしも「カラーリングやスポンサーロゴ」等のマシンパッケージの発表は明らかになる筈がない。

 スポンサーロゴの事なんか、亜久里氏が今一番考えたくもない事だろう。

SA08のスポンサーロゴに「ばんせい証券」とする位なら…

 野村エステートファイナンスが15億円をスーパーアグリF1チームを借金のカタにして「融資」をした。しかし、その「スーパーアグリF1チーム株式つきの通常融資債権」を、ばんせい証券は、対・金融庁対策なのか、ただ単なる嘘の方便なのかは知らないが、「亜久里の件は『投資債権』だ」と方々で触れ回っている。鈴木亜久里氏の一件が、通常融資債権ではなく、投資債権と言い張るなら、ばんせい証券スーパーアグリF1チームを儲けさせる方向に持って行かねばならない。

 スーパーアグリF1チームがスポンサーの事で困っているならチームの新車『SA08』号の車体横に「ばんせい証券」といったセンス無いネーミングのスポンサーロゴでも貼り付けてやらないといけないだろう。

 そこらへんは、根っからの「Taker」であり、他人に「GIVE」の精神などあろう筈のないばんせい証券。「鈴木亜久里から金利は根こそぎ貰うけど何でウチが亜久里に稼がせてやらなきゃいけないの?」と協力なんかする筈ないだろうし、スーパーアグリF1チームとしても金詰まりだからとばんせい証券のような悪徳商品先物会社の広告を新車『SA08』号に掲載したら、その時点で他の真っ当なスポンサーが全て降りてしまうだろうから、そんな暴挙する筈がない。悪徳商品先物会社の広告塔になるくらいだったら、インド企業に完全身売りし日本男児として腹を切る方がまだかっこいい。

 スーパーアグリF1チームは資金不足の影響から最近2回のF1合同テストに参加できず、今季の活動に疑問が投げかけられていた。

 2007のシーズン開始直前に発表された、メジャースポンサーで胡散臭さプンプンだった「SSユナイテッド」の案の定の支払い不履行により、シーズン後半にはテストや開発ができない状況に陥り、前半戦の好調さを継続していくことができなかったのだ。

 鈴木亜久里氏としてはドライバーラインナップの変更を強いられるとしても、昨年のような状況を繰り返すことはなんとしても避けたいと考えているだろう。この、新車『SA08』号の発表延期に関係なく、イギリス・リーフィールドのファクトリーでは懸命な作業が日夜続けられている。先日7日には新車『SA08』がすべてのクラッシュテストを通過し、FIAがこれを公式に承認し、佐藤琢磨もやる気満々のようである。

そもそもスーパーアグリF1チーム株質流しは

全国保証の商法の規定に反する悪質な不良債権とばし

 不良債権や損失の出ている有価証券を時価とかけ離れた値段で第三者に転売し利益が出ているように、もしくは損失の無いように見せかける行為を「不良債権とばし」といい、基本的に買い戻し条件付で行われる。まさに、今回のスーパーアグリF1チーム株質流しは全国保証グループ内(野村エステートファイナンス→ばんせい証券)の対・金融庁の為にとった「不良債権とばし」だったのである。ばんせい証券に債権が移った時点で、この債権を一般債権ではなく、投資債権だと言い出したのも、関係者の心底にある不良債権とばしをしているという意識を濁すためのものだったのでは?

 まあ、投資債権といっておいた方が…。イザという時に誰か第三者に売りつけ逃げ易いという商売上の方便による「投資債権」扱いだったのかも知れないが。

 結局、ばんせい証券の村上らは他の投資家からスーパーアグリF1チーム株をネタに金を引っ張ろうとした時、

「これは金融庁の監査をちょいと逃れる為の一時的なものだから倍で買い戻します」 といっていた言質は

(他の投資家と言ってもそんじょそこらの金持ちじゃなく一代で財を築いた人達で慎重であるから)

録音会話に収まっているため、これは商法の規定に反するまったく悪質な不良債権とばしであるということの動かぬ「証」であろう。

  一部は、筆者も聞かせてもらったが(全部は膨大な量になるので)まったくもって、金融庁の目をくらます、金融庁を欺くみたいな事を言っている。

 これは、ばんせい証券・村上にしてみれば、「いや、その時はスーパーアグリF1チーム株を早く売り払いたかったので」という方便も使うだろうが、そうすると、

結局、買い戻すつもりがなく、スーパーアグリF1チーム株を担保に返すつもりのない金を借り逃げ使用とした証になるし、

そうでないなら、純粋に対・金融庁の為の悪質な不良債権とばしであるということの証になるし、

どちらにしても、誰かを騙すための行動をしていたということには変わりない。

スーパーアグリF1チームにばんせい証券質権設定トップページ


発行:敬天新聞社
〒335-0013
埼玉県戸田市喜沢壱丁目二十八番の四十三
TEL 048−229−0007
FAX 048−242−5858

敬天ブログ

敬天新聞社ホームページ