輿石東農地転用違反と日教組体質

(敬天新聞4月号)

 日教組と日教組職員。この手の左翼組織の厄介なのは、詐欺で捕まろうが、痴漢や女子高生買春、男子児童への異常性愛がばれて叩かれようが犯人が「全て国家権力の陰謀。私は無罪だ」と公言すれば、同じ組織の仲間の目を気にし、「このペドフィリアが!」と罵倒したくとも、出る杭となることを恐れ、「そうだそうだ権力の陰謀だ!」等と、均質の中に埋没しなくては生きていけないところである。
 今の日教組幹部連中というのは、昭和の校内暴力の時代にツッパリから目を背け、荒れる校内で行われるイジメからも目を背け、大勢には寄り添いながらノロノロ大学進学を向え、学生起業家達の活躍を横目で見ながら、生活の安定を求めて教師になったような、事なかれ主義の典型のような連中が多いから、一人の声のでかいヤツが場を仕切れば、その形勢には容易に逆らわない。

 北教組の違法献金でも今回の日教組のドン、輿石東の「脱税問題になりかけている違法農地転用」事件にしても、日教組の下部の者達は疑心と不満を抱えている筈なのに、誰も声を挙げない。しかし、学生時代は目も合せられなかったヤンキー上がりの義家弘介議員を「義家!」とFAX回状で呼び捨てにするコトで悦に入り、そこそこ不満解消はしているのかも知れないが。
 そんな「仲間外れが恐いから仲良しグループ」の大集会で、これから自らの違法転用農地に対し、脱税もしくは行政指導の咎めを余儀無くされる筈の輿石東が「今は耐える時」なんていって被害者的連帯感を高めあっているのだから、日教組批判で大臣辞職をさせられた中山成彬議員の言葉を借りるまでもなく、日教組を解体しなければ「日本解体」が確定するだろう。

 農地法では農地の所有貸借転用にも農業委員会か知事の許可が必要。違反者が従わない場合には3年以下の懲役または300万円以下の罰金。
 農業振興地域整備法(農振法)では一度農振農用地になると農地以外の利用は原則不可。是正勧告や調停に従わない場合、違反者は1年以下の懲役または50万円以下の罰金に処せられる。
 輿石東は上記の法を両方破り、脱税の疑い濃厚な農地転用違反を現在進行形で実行している。

 農振用農地は国費補助金を使って整備される。輿石の私邸の農用地としての整地費用等は元々税金から出たものだ。
 国策の自給率向上を目指した農振法を破り、私腹を肥やす国会議員が許されるか?
 農業委員会の行政指導も無視の悪意の農地宅地転用。農地の違反転用は全国的に問題となっている。輿石東は、農地法をはじめ法律にも精通しているはずだ。周囲に農地法に詳しい人間がいない筈がない。
 義弟から事実上の土地譲渡を受けていたのなら自分の土地として、一度は登記簿謄本には眼を通す。また自分自身の課税台帳を知らぬ議員がいるはずはない。地目の部分―登記簿謄本や課税台帳の税金区分の内容=「この土地が宅地であること。宅地としての納税義務があること」を知っておいて、知らんふりしてきたなら脱税だろう。

 相模原市はぜひ参議院選挙前に輿石の脱税を確定させるか、それが出来なければ、輿石邸の敷地を農地抹消手続きし、過去に訴求して未払い分の宅地分の固定資産税を請求するべきだ。
 八九年に農地を違法に取り壊し車庫やら舗装路にしているそうだが、これはもう時効にかかり追訴できない。それに行政が手をこまねいているうちに輿石側は民法上の時効取得により、現在は輿石の名義に出来ないこの土地の所有権を今までの未払い分の宅地分固定資産税を払うことなく、完全に時効取得しゴネ得・ヤリ得することになる。
 不況下でまともにビジネスし、納税している相模原市内の人達が、それで納得できる筈がない。

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