エリアリンク鰍ノ壊された、(神奈川県川崎市宮前区)宮前平の地主の家庭

(敬天新聞11月号)

 田園都市線「宮前平駅」。この地域は第三山の手地区といわれ、渋谷からのアクセスもよく上品で閑静な住宅街の威厳を保ちつつ新興住宅地の活発さも併せ持つ場所である。そこに似合わないサンケイビル・ルフォン宮前平、建設反対≠フ看板と黄色いのぼり。今回は「裁判中」の看板まで増えている。
 前回は、十七代に亘り続いた旧家の土地を次々に不動産業者が食い物にした様を報じたが、今回はエリアリンクの悪行と死肉を漁るハイエナのようなサンケイビルの仕打ちで絶望の淵に追いやられた地主の無念さを訴えたい。前回、救いの神の如く現れたエリアリンクの「土地活用事業」の誘いに乗ったO氏は、そのあと別のテナントビルにもエリアリンクより共同事業に絡んでの資金の融資を受けた。(原因は野村の兵糧攻めだが)

■パチンコ店■
 もともと、O氏には相続した不動産の中で「城南信用金庫」のために一年に限り使用を許した土地があった。駅に近く広いバス通りにも面し相続税の評価も高かったが、城南信金の一時使用終了まで売買が出来ず、明け渡しを待って売却し相続税の支払いに充てるつもりだったのが、予定より高い建物に計画変更したために明け渡しまで三年以上かかり、その間に地価が1/3以下に下がってしまって計画が狂ってしまった。
 そこまで地価が下がれば無理して売らなくてもと思い、その土地を利用して末弟がパチンコ店の経営を始めた。パチンコ店は宮前平という場所柄で客層も良く、常連客を大事にしていたのでかなり繁盛した。

■野村の仮処分の影響■
 変化が訪れた。O氏の土地に野村不動産が仮処分を掛けたからだった。パチンコ店を繁盛させるには、話題の新台を入れて常連客の関心を引くことが重要で、そのための資金はO氏の不動産の裏づけで台の入れ替えや店舗の改装費などはすぐ銀行が用意してくれた。
 しかし、野村の仮処分後は当然銀行の対応が変った。その影響で新規機種の導入が思うように出来なくなると次第に客足が落ちてきた。同じ頃、パチンコ店に融資していた金融機関がリーマンブラザーズ系ノンバンクに債権譲渡し返済要求の圧力が強まった。O氏は野村不動産の自宅仮処分に備える意味でも、土地店舗の売却を決断。
 リーマン系ノンバンクへの支払額は5億円ぐらいだが、パチンコ店にはすでに3億5千万円で買い手がおり、残りの1億5千万円はテナントビルを担保に金融機関から借りようかと考えていた時、トラストスペースの星野が「エリアリンクの土地活用共同事業を利用しましょう」と進言。エリアリンクからの資金で一旦は整理がついた≠ニ安心していた。
 その時の「O氏所有土地活用事業へのエリアリンクの投資」は5億円。うち3億はパチンコ店をエリアが購入する代金に充てられた。「共同事業の資金」でなぜエリアリンクが自分のパチンコ店を買ってしまうのか、また、3億5千万円で買い手がいるのに5千万円も買い叩かれたコトに不信感が芽生えた。
(エリアリンクはパチンコ店を『ノエル社』に即転売し5千万円以上儲けたはず)
 そして残りの2億円はテナントビルの借り換え費用であった。

■共同事業で譲渡担保■
 テナントビルについては資金提供時に名義を変えて共同事業終了時に名義を戻す方式でやるとの説明。エリアリンクの決算に合わせて12月末までの暫定的な話ということだった。
 譲渡担保の売買契約書を結び資金が出たのが7月だったが、野村との裁判が終わらず一応の期日が来てしまった。気になってエリアリンクの役員に聞くと「このまま使っていて構わないし、家賃も受け取っていてよい」との話だった。そんな状態が一年近く続いて、野村との裁判も進展しない頃突然にエリアリンクがO氏の自宅の競売を申立てた。

■テナント所有権主張■
 そして、競売の申立てと同時に突然エリアリンクはテナントビルの所有者だと言い出しテナントに家賃の振込みを変えるように社員を行かせた。テナントは驚くが、今までのO氏との信頼関係があるので当然断った。するとエリアは従わないのなら退去しろと言い出した。
 板ばさみに困ったテナントは、家賃の供託という道を選んだ。するとエリアは今度はO氏に、テナントビルの所有権移転を認めろという要求と共に、なんと「今まで受け取った家賃を支払え」と言ってきたのである。
 エリアリンクから言い出した共同事業としての融資であったはずが、エリアの意識は図々しくも売買に変わってしまっているのである。

■所有権を争い裁判■
 エリアリンクの脅しにテナントも従わずO氏もテナントビルの売却を認めないので、エリアリンクは裁判を掛けてきた。
 つまりこの時期のO氏は、エリアリンクの競売の申立てとエリアリンクとの裁判の対応に延々と追われていたのである。

■自己競落の失敗■
 O氏は最後の意地で競売突入は避けて任意売却をすることにより、エリアリンクの悪企みである競売申立→自己競落でボロ儲けだけは阻止した。
 自己競落によるO氏の自宅の土地入手に失敗したエリアリンクは、今度はテナントビルに狙いを変えて裁判で争っている。

■サンケイビル■
 さすがに、ポーズだから途中で取り下げるというエリアリンクの言葉を信用していたO氏も、競売の異議申立ても却下され、賃貸借契約書に切り替えるとの約束も反故にされ、罠にはめられ騙し討ちにされていたのに気付き夜は一睡もできなくなった。
 自宅を少しでも高く売ろうとして、最後にサンケイビルに買い叩かれたのは前号のとおりだ。それをもう少し具体的に述べると、サンケイビルは、 競合相手の中で一番の高値を提示して且つ現金で支払える旨を述べて安心させ、他を断らせ、最後にはしごを外すように田中建設に投売りをさせた ≠フである。 この仕打ちにより、O氏の少しでも高く売却しようとする気持ちを粉々に打ち砕いたのである。

■O氏宅の悲劇■
 野村不動産に何年もの間兵糧攻めにされ、救世主だと思ったエリアリンクに騙し討ちにされ、死肉を漁るハイエナのようなサンケイビルにまさかの不動産バッタ買いをされ、O氏は、不眠症で弱り痩せ細った体を絶望の淵に追いやられ正常な神経を破壊されたのである。
 それに追い討ちをかけるようにトラストスペースに1600万円を恐喝された。先月号で報じた「O氏がサンケイビル(田中建設)に不動産を売却するのはエリアリンク・トラストスペースとの契約に反する二重売買だ。一六〇〇万円払わねばサンケイ側に売らせない」等として、トラストスペースが1600万円を脅し取っていったために、O氏には転居先を借りるお金すら残らずほとんど無一文で放り出されたのである。

■不幸の連続■
 O氏の母親は、跡取りの長女だったために農家から婿を取って先祖からの土地を守ったのに、騙し取られる同然で自宅を失ったのがあまりにショックで『認知症』になってしまった。
 O氏本人は、先祖からの財産をを自分の代で全て失い、心のタガが外れて『強いうつ病』になって生きる望みを失ってしまった。
 O氏は、周囲に「死にたい」「死にたい」と漏らして常に目が離せなくなってしまった。
 その負担が一気に覆いかぶさったのか、O氏の奥さんは、心労が重なり今年の5月に『眼底出血』を起こし、明暗が分かる程度の『失明状態』になってしまったのだ。
 世の中に、これほどひどい話はあるであろうか。
 O家は、相続の発生する前は1500坪を超える自宅周辺の土地に無借金でテナントビルやアパートを所有して何不自由ない生活を送っていた裕福だが実直で普通の家族である。
 何の悪さをしたでもない家族が企業の土地取得のための餌食になって、認知証やらウツ病やら失明やらの『瀕死の状況』にさせられ、企業群から「ひと言の謝罪」もないどころか、関わった社員が一度のお見舞い£度にも現れない、この冷酷を許す事はできない。

エリアリンク株式会社(東証マザーズ株価コード8914)

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