サンケイビル・「ルフォン宮前平」―土地有効活用「共同事業に関する覚書」― 

2009/10/01

 サンケイビルルフォン宮前平建設地を取得するに至るまで、野村不動産〜エリアリンクなどに前所有者がされてきた事をサンケイビル・「ルフォン宮前平」―土地有効活用「共同事業に関する覚書」― ≠ノて説明したが、今回はエリアリンクが前所有者たちの不動産を利用して土地有効活用共同事業を行うという名目で前所有者に提示した土地有効活用「共同事業に関する覚書」の内容の詳細を報じる事とする。

 簡単に言えばエリアリンクは、前所有者名義である土地で、土地有効活用の共同事業を行わせてもらう条件として、前所有者の国税の肩代わりと野村不動産との売買契約を解除するための違約金や裁判を争う資金などの支払いを約束したわけだ。

 その頃のエリアリンクの動きを独自に調べてみると、幾つかの都内の地上げ現場で存在が確認でき、商業地の需要が活発な時だったので実績も上がったはずだし実行部隊ではなく金主として重宝な存在だったようだ。いうなれば、スルガ建設アーバンコーポレーションのようなダークな仕事の関連にも活躍していたようだった。

共同事業に関する覚書(エリアリンクの経理操作?)

共同事業に関する覚書

≪エリアリンク「共同事業に関する覚書」―クリックで拡大≫

サンケイビル・「ルフォン宮前平」―土地有効活用「共同事業に関する覚書」画像@

サンケイビル・「ルフォン宮前平」―土地有効活用「共同事業に関する覚書」画像A

サンケイビル・「ルフォン宮前平」―土地有効活用「共同事業に関する覚書」画像B

サンケイビル・「ルフォン宮前平」―土地有効活用「共同事業に関する覚書」画像C

 これが、エリアリンクから資金提供されたときに作成された「共同事業に関する覚書」である。

 中身は4枚、そのうち2枚は(対象の)物件目録であるから覚書の条項としては2枚でその中の署名欄にかなりのスペースを取っているから中身はシンプルなものである。画像から文字が読みとめるかも知れないが、内容としてはすでに述べたとおりの不動産の提供に対して資金の提供による共同事業の申し合わせである。

 しかし、改めて読んでみると興味深いことが書いてあるのに気付く。

 三者の役割分担だが、前所有者は自分らの不動産とすでに話のついている叔母夫婦宅とその隣のS宅を取得する役目であり、トラストスペースは(あり得ないが)その取得した建物から立ち退きをさせる役目で、エリアリンクはその資金を提供する役目である。

 この内容を読んで勘の良い人なら分かると思うが、この共同事業に関する覚書」はエリアリンクがこの「覚書」の実行によって叔母宅にしろS宅にしろ(立ち退きの必要のない)不動産を取得する資金提供の中から「覚書」の条項によりトラストスペースに立ち退き費用を支払うものである。

 つまり、トラストスペースを使った上場企業の経理操作である。実際に、この「覚書」の立ち退き費用でエリアリンクの経理操作をしたかどうかは、エリアリンクの経理帳簿を確認しなければわからない。

エリアリンクの経理操作の証拠

 しかし、別の書面(覚書)でトラストスペースエリアリンクとが経理操作を行っているという証拠の書面が存在する。これは、次回の紙面で公開するつもりである。詳しい内容はその時に述べるが、金額は1億円である。それも、内容的に「共同事業に関する覚書」について前所有者を裏切る密約の書面とも読めるので公開を楽しみにして欲しい。

共同事業に関する覚書はエリアリンクの罠?

 結局、「共同事業に関する覚書」については、野村不動産からの売買契約を解除して前所有者らの不動産が自由になること以外はすでに話が完了している内容なので裁判を早く終了させるしかやることはなかった。また、デベロッパーの選択とか契約書の作成とかがこの「覚書」の条項にあるので前所有者はトラストスペースにどうするつもりなのか尋ねるのだが返事はなく、そのうち裁判に掛かりっきりでそのままになった。

 つまり、簡単な内容の「共同事業に関する覚書」のまま5億円を超える金銭がエリアリンクより共同事業に提供されたのだが、この簡単な内容の「共同事業に関する覚書」が同時にどのようにでも取れる簡単な内容だからこそ色々な主張ができるエリアリンクの罠だったのである。(つづく)

エリアリンク株式会社(東証マザーズ株価コード8914)

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