サンケイビル・ルフォン宮前平―コスモスイニシアの不審

2009/11/13

ルフォン宮前平―大々的な宣伝だが事件物件となった

 東急・田園都市線「宮前平駅」横断歩道を渡りローソン横の坂道を上ると、大きなクレーンの手前に大小の看板、黄色い建設反対の無数ののぼりが石垣上から土手まで立てられた毎回お馴染みのサンケイビルルフォン宮前平の建設現場が見えてくる。

 田園都市線「宮前平駅」。この地域から高台になり頂点である「鷺沼」から「タマプラザ」「あざみ野」へとなだらかに下って行く「第三山の手地区」といわれる中で、渋谷からのアクセスもよく、かつ上品で閑静な住宅街の威厳を「宮前平」が保っていられるのは、この地域が古くは農村時代からの特有の地縁血縁で強く結びつき、歴史のある縁故関係で均衡を保ちつつ、北側に展開の新興住宅地域とも上手く融和しているからだ。

 ここの旧家の相続税問題につけ込み、野村不動産・エリアリンクが痛めつけた後、サンケイビルが高値で買うと近づき、直前ではしごを外して投売りをさせて、いまや当然に所有したようなそ知らぬ顔でルフォン宮前平として只今好評分譲中なわけだ。

 当然近隣住民から建設反対運動を受けるしサンケイビルの悪行も続くはずがない。元地主との裁判でルフォン宮前平はいまや事件物件と成り果ててしまったのである。

・・・・・・事件物件・・・・・・

 しかし、サンケイビルは購入希望者に裁判中なのをちゃんと説明しているのかな?

 この問題のルフォン宮前平の現場にあった旧家の1000坪の土地に目をつけ、法律的に且つ経済的に締め上げていた野村不動産に前所有者は法廷で売却を容認したら地価の下落で逆に逃げ腰になった。一方共同事業の資金提供を貸付だったと言葉を翻したエリアリンクの競売の罠から逃れるためにコスモスイニシアと売却交渉を続けていたのが前回までの話だった。

コスモスイニシアの担当の不審な行動(2)

※ コスモスイニシアの担当の不審な行動(1)≠ヘ、『ルフォン宮前平―閑静な住宅地の事件物件 (2009/10/18)』の下段を参照 ※

 星野からコスモスイニシア話は継続していて契約する準備をしていると連絡を受けた島弁護士だが、担当者に直接連絡を入れて内容は聞けば依然主要部分は曖昧なままであった。それから、島弁護士と前所有者はコスモスイニシアとの契約交渉を再開するのだが、今までのように支店長・部長・課長・社員という会社としてのまとまった動きではなく、トラストスペースの星野に岡崎課長と田代社員がついてきて「買いたい、買いたい」というだけで具体的な金額や条件は提示しないという感じだった。

 このときの前所有者が置かれた状況は、売却条件として競売開札日の前日である9月16日までに全額支払いができる会社でないと競売が成立して(他の金融機関からも事業融資などの一括返済を請求されて経済破綻してしまう)前所有者は窮地に陥るから必死であった。だから星野たちとの契約交渉だけでなく並行して数社との話を聞いていたが、前所有者としてはリクルートコスモス社の知名度からコスモスイニシアで決まらないかとひそかに期待していたのでギリギリまで待ったのである。

 具体的には、8月29日にコスモスイニシアの担当者と一緒に打ち合わせをするからと星野から連絡があったが島由幸弁護士の事務所に現れたのは星野だけであったり、9月1日には前所有者の事務者に星野と一緒に岡崎・田代か打ち合わせに来るが買主である岡崎たちは何も話さず星野のみが説明したり、9月9日には夜になって星野と岡崎・田代が前所有者の自宅に来るが、このときも具体的な金額を言わずに立ち退きについての話とかしかしないので、家族全員でコスモスイニシアの条件を待っていた前所有者たちは星野や岡崎・田代の態度に違和感(ただ引き延ばしているだけでは?)を感じて、並行していた他の買主の契約交渉の話を真剣に進めるのであった。

 前所有者がコスモスイニシアの岡崎・田代の行動がおかしいと感じたのは、待ったなしの日にちが押し詰まっている契約交渉なら、わざわざ夜などに自宅の来なくても昼間に時間が取れるはずだし、一番大事な契約交渉金額などは真っ先に知らせてから交渉のすり合わせをするはずなのにそれをいつまでもはっきりさせないからである。結局は、このコスモスイニシアの岡崎千倉課長・田代靖明社員の不審な行動がこのあとのトラストスペース星野による1600万円の恐喝行為に繋がっていくのである。

フジサンケイグループ・サンケイビルの企み

 コスモスイニシアの岡崎・田代の行動が中途半端で会社としての真剣さが感じられないので、前所有者は仕方なく以前より出入りしていた不動産会社タックライフの曽我社長の仲介で並行して進めていたサンケイビルへの売却の話をメインにするべく考え始めた。他にもダイワハウスなどから購入希望の話が来ていたのだが、日にちも迫っており“一部上場企業でフジサンケイグループの会社であるから安心だ”〜“坪単価130万円で購入する”〜“支払いは現金でできる会社である”との話だったのでサンケイビルに絞ったのである。

 絞った理由は、ぎりぎりまで他社を引っ張るのは迷惑だろうという前所有者の誠意からであったが、いざ一社に絞ったらサンケイビルも正体を現し始めた。前所有者が断りをいれたのでほかの会社へ売却はないと踏んだサンケイビルは購入金額を坪単価で10万円、総額で4千850万円の値下げを申し入れてきたのである。

 それまでは、サンケイビルが一番高い金額を示していたのでそれが一番の材料で決めたのに値下げした金額では他の会社と変わらなくなるのだが、前所有者は一度他社を断った手前でもあり日にちも残されていないのでサンケイビルの申し出に従うしかなかった。それに、やはり現金で支払いができるという点では他社にない安心感があったからでもある。

 しかしサンケイビルの狙いは坪単価10万円程度のものではなくもっと深いものだったのであった。(つづく)

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