サンケイビル・ルフォン宮前平―エリアリンク林尚道との合意書

2009/10/10

 東急・田園都市線「宮前平駅」横断歩道を渡りローソン横の坂道を上ると大きなクレーンの手前に大小の看板、黄色い建設反対の無数ののぼりが石垣の上から下の土手まで立てられた毎回お馴染みのルフォン宮前平の建設現場である。

 農村特有の地縁血縁で強く結びついたこの地区で、昔馴染みの旧家が不動産業者の罠に嵌り騙しに騙されて最終的にサンケイビルに所有地の全てを買い叩かれたのを周辺の旧家の人々も知っている。

 宮前平は駅の北側は東急などが分譲地を大開発し、「東京建物Brillia宮前平」「ライオンズクオーレ宮前平プレミアステージ」「サーパスマンション鷺宮」「ヴィークコート宮前平」など新興マンションが祭り状態になっていて、同時期に宮前平に転居してきた新参住民ばかりなので、新入生同士仲良くなるのも早いだろう。しかし宮前平駅南側のこの地区は、昔からの地主ばかりだしマンションも地主の賃貸用が多く分譲のものはすごく少ない。サンケイビルは購入希望者にどう説明しているのか知らないが、ルフォン宮前平の購入者はこの地縁関係の緻密な土地柄に馴染んでいけるのだろうか?まぁ、売った後は関係ないか。

 この問題のルフォン宮前平の現場に400年続く旧家があり駅至近の1000坪の自宅周辺の土地に目をつけ、法律的に且つ経済的に締め上げて土地の引渡しを迫った野村不動産に前所有者は法廷で売却を容認すると地価の下落で逆に逃げ腰になった。一方共同事業の資金提供で、味方の(はずの)エリアリンクが掛けた自宅の競売をダミーの契約書を作成したりして延期させたのが前回までの話だった。

コスモスイニシアの登場

 エリアリンク本社で6月25日に前所有者がダミーの売買契約を結んだので、自宅の競売の第一回目の入札期日の中止(延期)になった通知が裁判所から届いた。まずは一安心した前所有者は、その後の約束である競売手続の切り替えである金銭消費貸借契約書を作成する連絡を待っていたのだが中々それは来なかった。

 その代わりに、トラストスペースの星野社長から自宅についてコスモスイニシア(旧リクルートコスモス)が興味を持っているので売却を考えたらどうかという申し出がきた。この星野氏は現在の会社で独立する前はコスモスイニシアの前身のリクルートコスモスに長く在籍していたそうである。つまり、リクルートコスモス時代の人脈で以前から前所有者の自宅を売り込んでいたらしかった。

 もちろん、金銭消費貸借契約書についてはどうなっているのかを再三問いただすのだが少し待ってくれというばかりで要を得なかった。前所有者は、エリアリンクが上場会社でありながら、社長自らでさえ手のひらを返すような事を簡単にするのが分かったので、今回の約束も反故にされる可能性があると思い、コスモスイニシアの話も一応は聞いてみる事にした。そんなやり取りをしている最中にもまたエリアリンクのことが新聞に載った。

エリアリンクの詐欺事件の新聞記事

 昨年の7月にはエリアリンクの元社員がエリアリンクに対して詐欺を働いていた事件が新聞紙上を賑わせた。

 エリアリンク元社員(肩書きは林尚道社長の個人秘書)だった女川源(おながわはじめ)と、品川区上大崎の不動産会社役員・管原敏彦、広島県江田島市能美町高田・丸吉繁喜の3人が架空の土地売買話を持ち掛けることで、エリアリンクから額面1億6000万円の小切手を詐取した。

 女川容疑者らは、東京電力が横浜市戸塚区に所有する土地をエリアリンクに転売すると持ち掛けた上で「特別に安く買える」と偽り、手付金名目で、3回にわたり、額面計1億6000万円の小切手4枚をだまし取った疑い。(ちなみに、本紙では女川の逮捕を「恐喝被害のエリアリンク(林代表)で社長室勤務の元社員(女川)が逮捕」として4月1日に報じた)

 前所有者は、エリアリンクが詐欺をされたことより、林社長の社長室個人秘書を通じて暴力団と取引していた事実を知って、これはやばい所とかかわってしまったなぁ・・・と思った。前回の恐喝未遂の時でも暴力団との関連がばれて金融機関から貸し剥しを受けていたろうに、これでいっそう貸し剥しがひどくなる。そうするとエリアリンクもなりふり構わずに、こちらへの攻撃を強めるんではないかと不安も増した。

前所有者はエリアリンクとの絶縁を決意

 最初は、エリアリンクについて上場企業だから安心だと言われてそう思っていたのだが、会社は平気で暴力団関係と取引するし、社長は「地上げは必要悪だ」と公言するし、何よりも共同事業での資金提供だと書面で結んでいても社長自身が貸付金だと手のひらを返した発言をするなど滅茶苦茶な会社だと分かり、前所有者は資金関係を整理して早く関係を絶ちたいと思ったのであった。

 前所有者は、早く金銭消費貸借契約書の締結を終えて競売事件を終了させてしまおうとトラストスペースに強く迫るのであるが、取り交わした書類に沿って検討していると中途半端なことを言うのであった。不審に思って書面を詳しい人間に見てもらうと、金銭消費貸借書を締結する事で競売事件を取り下げると確約するものではなくこれからの方向性を示したものでしかなかったのであった。

エリアリンクの騙しの書面

 つまり、前所有者はエリアリンク・トラストスペースにまた騙されたのであり、競売事件は粛々と進んでいたのであった。(もちろん悪党達の計画通りに)

ここで、書面を公開するのでよく見て欲しい。

エリアリンク・トラストスペースとの解約確認ならびに合意書)

 あくまでも“「共同事業に関する覚書」を解消し、「金銭消費貸借契約」に切り替える方向性とする。”でしかなく、金銭消費貸借に切り替えて競売を取り下げることを確約する書類ではなかったのである。

 もちろんトラストスペースの星野や船坂の説明では、金銭消費貸借契約書を作成すれば自宅の競売を取り下げると説明されていたので、ダミーの売買契約書にも署名捺印したのである。それによく見れば、この書面はエリアリンクの共同事業による提供資金について林尚道が手のひらを返して貸付金だと発言したことを認める内容になっているのである。

 エリアリンクは後々「共同事業に関する覚書」が問題になることを恐れてこの書面を作成したのであろうが、(後で述べるが)結果的には約束した金銭消費貸借契約書の作成すら反故にしたのである。まったく上場企業が聞いて呆れるし、企業コンプライアンスを口にする資格は絶対にない!

エリアリンクの悪意の察知

 前所有者は、エリアリンクは絶対に金銭消費貸借契約書を作成して自宅の競売を取り下げる気持ちなどないと直感したのであった。つまり、自分で自宅を売却することにより資金を用意して弁済しないとエリアリンクは絶対に競売の取下げなどしないと思ったのである。

 銀行からの貸し剥しで何でもやる危険な企業だと実感したのである。それまでに前所有者宅には「モリモト」など任意売却で購入したいというマンションデベロッパーが訪れていたので置いていった名刺などで連絡を取り交渉する意思があることを伝えたり、スペーストラストの星野にも条件次第ではコスモスイニシアに売却する気はあると伝えたのであった。

 そして、島由幸弁護士に野村不動産との話を詰めて買うのか解約するのかをはっきりさせるように指示したのであった。

エリアリンク株式会社(東証マザーズ株価コード8914)

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