2010/01/23
東急・田園都市線「宮前平駅」横断歩道を渡りローソン横の坂道を上ると大きなクレーンの手前に、黄色い建設反対の無数ののぼりと、大小の看板が石垣の上から下の土手まで立てられた毎回お馴染みのルフォン宮前平の建設現場がある。
現在は、写真の看板の他に2本の立看板が設置されて紛争の理由が明記されたため、この紛争が単なるマンション建設反対運動ではないことが一目瞭然となっている。
エリアリンクの罠に嵌った、前所有者から土地を狡猾で非道な方法により入手したサンケイビルは、当然に所有したような顔でルフォン宮前平として只今好評分譲中だが、立札で内幕を暴露され購入希望者に説明し辛くなり、前所有者との裁判も長引いて苦戦しているようだ。
土地入手の筋書きを知られれば非難されるのも仕方ないだろう。それにサンケイビルは、この小台地区で複数のマンション計画があるから、お知らせ看板が出てクレームにならないようにしっかり説明しないとね。まぁ、売った後は関係ないか。
これまでの経緯についても、最初からだと長文になるので今までの事は以前の記事を読んでもらうとして、
直近のことを書けば、共同事業だということで財務省が設定していた自宅の抵当権の譲渡を承諾した前所有者は、自己落札を図ったエリアリンクにこの抵当権を使って競売を申立てられ、その狙いは外したが、今度はサンケイビルのはしご外しの罠に嵌り、遂に自宅を投売りさせられたまでが前回の話(※ルフォン宮前平―裁判物件は宮前平ではお断り)だった。
前所有者は、タックライフとサンケイビルとの見事な連携プレーでの「はしご外し」の策略に嵌り、全く不本意な価格で売却せざるを得なかったのだが、それもタックライフ社の曽我が前所有者の事情を知り尽くしていたからである。
前所有者は、相続の際に手放した土地に建設されたマンション(これは、この後にエリアリンクの続編で出てくる「ニューラポール宮前平」とは別の不動産)の居住区分及び駐車区分を複数所有しており銀行融資を受けていた。
その融資について、本来なら競売を申立てられた時点で特約に触れるのだが、前所有者の長年の実績と今回の事情で銀行とは自宅の“競売が実施されたら”特約条項により期限の利益を失い残債を一括弁済になるというように便宜を図ってもらっていたのである。
だから、タックライフ社の曽我は、競売の開札期日ぎりぎりまで引っ張って、寸前にサンケイビルが降りて投売りの価格での買主をぶつけても、前所有者はその条件を飲まなければ他の不動産まで失うことになるから断れないことを知っていて田中建設をぶつけたのである。・・・(サンケイビルとの打ち合わせどおりに?)
まんまと策略に乗ってしまった前所有者は悔しい限りであるが、今回の買主である株式会社田中建設(八王子市旭町11−6)というのも不思議な会社である。昨年は上場企業も含め数多くの会社が倒産したが、数字上は黒字なのに資金繰りに詰まっての倒産したという会社も少なくない。
それほど、今は金融機関の貸し渋り・貸し剥がしで企業が金詰りしている世の中で、この田中建設は、曽我の説明では常時6億円程度の現金のストックがある会社だそうである。
競売の開札日直前で、サンケイビルが購入するという約束を反故にした理由を曽我は前所有者に幾通りも弁明しているが、その理由の一つが、サンケイビルの支払いが開札期日前までに間に合わないというものであった。(他の弁明は、野村不動産の指示だった・・・全くの嘘、物件に問題があった・・・競売物件なのは最初から分かっている、等々理由にならない弁明だが)
これは、全く不思議で理解できないことである。坪当たり130万円で買い、上場会社で支払いも現金で出来る会社だと前所有者に説明したのは曽我自身である。それが一番の理由で、前所有者は他のマンションデベロッパーを断りサンケイビルに決めたのに曽我はよく恥ずかしげもなくそんなことが言えるものである。
一部上場企業であり、現金で支払いが出来ると説明されたフジサンケイグループのサンケイビルが決済予定日に現金が間に合わなくて、上場企業でもない田中建設が5億円を遥かに超える現金を即座に支払えるなど不思議で仕方がないことである。
念のために、登記簿謄本を取って確認しても、確かに田中建設は抵当権も設定せずに前所有者の自宅を移転登記しているのが確認できる。そして、その後にサンケイビルに移転登記されたことも確認できる。
ここで仮に、田中建設とサンケイビルとが事前にそのような計画(星野は前所有者に暴露した手紙を送ってきたが)であったとしたら、それはそれで納得が出来る。中間に関連会社を入れて、同様の契約を繰り返し利益または裏金を捻出するという事はよくあることである。
資金についても、サンケイビルや関連会社が貸し付けるなり、サンケイビルが直ぐに買い取る確認が取れれば抵当権の設定なしで極短期での貸付をする会社もあるだろう。また、バブルの時代はこのような取引を容認して仲介業者から多額のバックマージンを取り、ベンツはおろか家や船を買った大手企業の仕入れ担当者の話も多数聞く。
まあ、額面どおりなのか否かこの話は実に不思議で興味がある話である。
結局、競売開札日の前日である9月16日に赤坂のエリアリンク本社で前所有者と田中建設は売買契約を行い即日に決済したのであるが、その前にもひと悶着したのである。
少し間が空いてしまったのでお忘れかも知れないが、最初の競売を延期するためにエリアリンク林社長の指示で、前所有者はトラストスペース社とダミーの不動産売買契約を締結したのであるが、林社長の狙いはトラストスペースの星野に次回の競売実施まで前所有者が任意売却などをさせないように監視させるためであった。
しかし、星野はこのチャンスに何とかダミーの契約書を使って一儲けしようとして元の古巣のコスモスイニシア(旧リクルートコスモス)にコネを使って売却しようとしたのであった。
それで、前所有者と即決和解調書を作成させてダミーの売買契約書を正式な契約書にしようとして上手くいかなかったのだが、コスモスイニシア自身もサブプライム問題で思うように融資が出ない時代だったので前所有者の自宅を購入させること自体が頓挫したのである。
しかし、それを前所有者に察知されたのでは他の相手に任意売却されてしまうので、コスモスイニシアの話がまだ続いているように装うために島弁護士に連絡したり、担当の岡崎課長と田代社員を夜(勤務が終わってから)に前所有者宅行かせたりしたのである。
この辺は、コスモスイニシアの社員の不審な動きを11月13日の記事(※サンケイビル・ルフォン宮前平―コスモスイニシアの不審)に詳しく書いているので参照ください。そして逆に、前所有者はその岡崎課長らの不審な行動で不信感を持ち、サンケイビルへの売却の話を進めることになり、最終的に田中建設に売却する話になったのである。
田中建設との売買契約及び即日決済については、競売開札日の前日の9月16日に行ったことを既に述べたが、この日に行ったのはもう一つ理由があった。トラストスペース星野とのダミーの売買契約書の決済期日が9月15日にしてあったからでもあったのだ。
勿論ダミー契約書だから本契約とは関係ないのだが念のためにその日にしたのだ。しかし、星野はとんでもない行動に出たのである。
トラストスペースの元役員であった飯田弁護士を使って、「契約予定の前所有者の自宅はトラストスペース社と契約済みで田中建設と契約すれば二重契約になるので違約金を支払わなければ田中建設と契約させない」との内容の書面を契約予定日の3日前に内容証明を送ってきて恐喝してきたのである。
(ちなみに聞いた話だが、この行為についての関連で別件の裁判を曽我と星野が争って・・・金の取り合い・・・いるのだが、裁判所はトラストスペースの行為を恐喝行為と認識しているようだと伝え聞く)
だが百歩譲って仮にこのトラストスペースとの売買契約が正規のものでも、9月15日までに決済できない(13日土曜日・14日日曜日・15日祭日で法務局が休みであり、所有権移転登記も抵当権設定登記もせずに契約金全額を支払うのならば決済は可能だが余程の資産内容の会社でなければ実現は不可能。
トラストスペース社単体では例え法務局が受付していても融資及び決済不可能な内容の会社である)ので本来は逆に星野(トラストスペース社)側が違約金の請求を受ける立場であるが、手付金なしのダミーの契約書で星野側にリスクがないから好き勝手を言ってきたのである。
そして、星野も前所有者が絶対に“競売の実施”を避けなければいけない立場であるのを十分に知っているからこの行動を起こしたのである。実際に前所有者は田中建設との売買契約を履行するために星野の恐喝に屈して売買代金からトラストスペース社(星野)に1,600万円支払ったのである。それも、決済期日の終了しているダミーの契約書に対して・・・。
だから、エリアリンクは林社長が指示したトラストスペース社とのダミー契約により(競売の自己競落でのぼろ儲けこそ逃したが)星野を使って1,600万円の恐喝には成功したことになる。(つづく)
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