エイベックスホールディングス取締役 岸博幸

2009/02/16


(不要な重役様達の人件費が現場のエイベックススタッフの人件費を抑え、士気を下げないように気をつけなきゃね)

 警察OBから暴力団関係まで何を其処まで守って欲しいのか理解不能だが、エイベックスホールディングスには各業界からの「天下り」が多い。
 エイベックスには経産省からの天下り官僚もいる。(まだ40代と若いし天下り禁止制限にも触れないだろうけど、やってることは天下り)
 通商産業省(現:経済産業省)から官僚畑を渡り歩き、小泉構想内閣で竹中平蔵の秘書官として太鼓持ちをし、以降、竹中にくっついて「アメリカ信奉&日本の民主主義は未成熟論」を唱えただけなのに、何故かメディアで官僚国家日本を変える元官僚とか脱藩官僚(自称)とか言う革新的イメージで取り上げられる「岸博幸氏」もエイベックスホールディングスが非常勤取締役として飼っている天下り官僚の一人だ。
 岸博幸氏は現在、エイベックスホールディングスの取締役の他に竹中平蔵ルート(竹中=慶應義塾大学グローバルセキュリティ研究所所長大学院メディアデザイン研究科教授)か知らないが、竹中と同じ慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授としての肩書きを持っている。それにしても……派遣会社はいい商売だし派遣切りも悪いとは思わないが、何で後発のグッドウィルグループは日雇い派遣ってだけで潰されたのか未だに不可解だ。派遣業のピンハネが悪いってんならまず問題視しなきゃならない派遣商売の老舗・草分けであり業界最大手のパソナが叩かれてしかるべきだが……竹中平蔵にパソナグループの特別顧問をやらせたり竹中政経塾だかをパソナ南部が主催したりで竹中に金をワンサカ落としたりした要領の良さがグッドウィルのように潰されなかった要因か?

エイベックス取締役・岸教授のかんぽの宿、メディア批判

 日本郵政かんぽの宿−オリックス不正買収疑惑問題で、竹中平蔵が(自分が今だ人気の経済学者と思っているのか?)図々しくマスコミにしゃしゃり出て、日本郵政&オリックス側に立った発言を繰り返し、鳩山総務相を叩こうとした。
 しかし世論的に「小泉−竹中−オリックス宮内義彦ほか構造改革人脈は改革利権屋だった」という認識が浸透し、竹中平蔵の久々の登場にも白けたムードが漂うだけだった。

 御大・竹中平蔵が、過去の知名度を過信し勇んで飛び出し出鼻を挫かれた報復か、今度は竹中の子分たるエイベックス取締役・岸博幸氏が得意先の商業メディア・ダイヤモンド社サイトに於いて、「かんぽの宿オリックス買収中断は『(得意の)日本の民主主義の未成熟』から来る日本マスメディア&日本のネット社会の悪しき問題」等と毒を吐いている。

 しかし岸教授の主張する「日本メディアの嘆かわしい点」は、なんと、

googleやyahoo!でかんぽの宿と検索するとオリックス政商論、小泉―竹中―宮内陰謀論、日本郵政不正論のオンパレード〜評論家と称する一部の人たちの(かんぽの宿オリックス買収に否定的な)意見の引用と礼賛ばかり〜民主主義が貫徹されるためには、どんな事象についても賛否両論が健全に展開されるべき〜それに比べると米国では、ネット上で(ちゃんと)賛否両論〜ネット上でも民主主義とジャーナリズムがある程度根付いている=『日本のネットはゴミ溜めだ!』

という、アメリカ妄信というかアメリカ礼賛というか、それ以前にネットに対するへんてこりんな勘違い発想に基づいての意見なのである(慶応のメディアデザイン研究科教授なのに…)。

岸博幸いわく、かんぽの宿の検索結果は日本の民度の低さ
(…本紙は単にgoogleの検索アルゴリズムの問題だと思う)

 ダイヤモンド社から、かんぽの宿不正買収の日本郵政&オリックスネタは旬だから書け、と依頼されたのか、竹中の顔を立てたい一身からなのか知らないが、岸博幸氏はダイヤモンドサイト上で、あくまで竹中平蔵擁護の立場からかんぽ問題を執筆している。

 先々週の金曜は、かんぽの宿の鳩山総務相対応は政府のモラルハザードみたいな論を主張し、先週の金曜にかんぽの宿問題は日本と日本メディアの民主主義の未成熟みたいな持論を展開していた。

 しかし、竹中の構造改革擁護論がネタ詰まりしたからといって、googleの検索結果表示を取り上げて日本メディアの偏向性≠主張するのは…どんなもんか?(文句があるならgoogleのアメリカ本社に言うべきだ)
 そして、かんぽの宿の「google日本」の検索結果は批判ばかりではなく、擁護論も五分五分で取り上げられている。
 どうみても賛否両論揃っていて岸博幸氏の言うように批判に偏ってはいない。

 また、検索結果トップがかんぽの宿オリックス買収に否定的なのは、この問題がオリックスのかんぽの宿買収が正しいか正しくないかじゃなくて、オリックスかんぽの宿買収が「不当」というのは当然の前提で更にここにどのような「不正」があったか検索して知りたいというのが世論の大半であり、その世論が検索キーワードに反映されるわけだから、これは妥当であり、問題視する方がおかしい。

 これだけ批判が集中しているのにネット検索結果が日本郵政かんぽの宿とオリックスを肯定し、褒め称えるような検索結果であれば、それこそgoogleの広告商業主義やアフィリエイトに支配された不正な検索結果操作だと思うのだが、それであっても、それだけで日本のネット社会はゴミ溜め呼ばわりするのはピント外れだ。岸氏自身が信奉し、ネタにしてやまない自由の国アメリカの検索エンジンが悪であって、批判するなら日本のネット社会ではなくgoogleとyahoo!を批判すればいいだけ。

岸教授は(以外の天下りやOBの輩も)エイベックスの給料分働いているか?

 岸博幸氏も商売でダイヤモンドの原稿文字数を〆切りまでに埋めなきゃならない辛さはあろう。
 しかし、提灯記事を書くにしても何の検証も反論想定もせずに、自分の擁護したい側の論理を妄信的になぞって書くだけじゃ擁護される方が迷惑を蒙るって事も知っといた方がいいんじゃないか。

 先々週、先週とかんぽの宿不正買収の日本郵政&オリックスネタをダイヤモンドサイトに執筆し、ネット上で想定外の批判を浴びたから今週金曜日のダイヤモンド記事はきっと違うネタで勝負するだろう。今週までかんぽ問題を取り上げたらその厚顔はそれで凄いと思う。

 エイベックス取締役岸教授は、自らを脱藩官僚として売り込む為に、昨年6月には、衆議院議員の江田憲司氏や元財務官僚の東洋大学教授高橋洋一氏らと共に「官僚国家日本を変える元官僚の会(脱藩官僚の会)」を設立し、革新的反霞ヶ関イメージを打ち出そうとしている。

 しかし、岸教授が稼ぎの源泉は日経新聞やダイヤモンドといった投資情報関連の、商業先行型メディアであり、そこから原稿料を貰う人間が商業主義としては同類の検索エンジンを四の五の言うのも無理がある。

 また、エイベックス取締役としてエイベックス関連のIT企業をネット上で誉めちぎるのは、報酬を貰って動く取締役としては当然の事だが、エイベックスの利益に反する敵対組織やビジネスモデルを批判する際は相手方のシステムを精査検証して物を言うべきで、またエイベックス側の利益を保護する為に陳腐な論説で業界全体のシステムを括ってしまうと結果的にエイベックス松浦社長に迷惑を掛ける事になる。

 この辺は、天下り取締役の岸教授の判断というより、超一流企業エイベックスホールディングスの松浦勝人社長の英断が必要なところか?

「こいつ経済産業省の天下りとして雇った割に言う事だけ立派だけど、実際のとこ給料分位はエイベックスの役には立っているのかいな?」

と、検証してみる必要があるのではないか?

エイベックスを取り巻く法的な規制を取り上げ、これだから日本はダメなんだ!アメリカはこうじゃない!――とか言って日経誌やダイヤモンド誌上で気炎をあげているのを読めば、ピュアな松浦社長は『俺の為に頑張ってくれてる…』と思うかも知れないが、竹中平蔵の人気さえ「0」に近い現状でその竹中の配下が幾ら叫んだって、実質効力はないと思いますぜ、松浦社長!アメリカ礼賛の論調には今時の日本人は飽きが来ているし、かんぽの宿疑惑が大団円を迎えれば竹中の偽りの信用は地に落ち、擁護するこの岸博幸氏にもドロっぱねが飛んでくるだろうし)

 岸教授の他にも、…役所対策の官僚天下りやトラブル処理担当の暴力団〜警察OB、また法律対策の面々などなど、松浦社長が冷静になれば無駄メシを食わせている輩がエイベックス界隈には結構みつかるのではないかな?
大物フィクサーの安藤英雄氏を筆頭にしてね

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