アルファクラブ武蔵野M やすらぎホール蕨

2009/11/02

安らぎホール蕨の求人=互助会勧誘?

 ちょっと前までは、この冠婚葬祭場の名前が決まらず、『契約社員・研修期間』という名目で互助会営業をやらされるタダ働きスタッフ達がもって回るのもこのような「(仮称)安らぎホール蕨」というチラシだった。

 葬儀場の名前も決まらぬうちにそのエリアをローラー作戦で営業(いや、営業というより「求人をして求職者に互助会勧誘」か・・・)をかけまくるアルファクラブさがみ典礼の手回しの早さには脱帽せざるを得ないが、やはりこの手の勧誘方法にはクレームがついてまわっているようだ。

 ちなみにこの「(仮称)安らぎホール蕨」チラシの裏面には、このような求人広告が入っていた。

 アルファクラブ武蔵野では、この戸田市・蕨市・川口市エリアだけでも「葬祭部 さがみ典礼」や「ベルヴィ武蔵野」のオープニングスタッフとしてや、冠婚葬祭イベントスタッフ募集で求人し、研修半年といわれ働かされる。

アルファクラブ―さがみ典礼の求人と雇用形態の違法性

 今回、オープンする安らぎホール蕨もオープン1年前からスタッフ募集をし続けていた。そして、一年間も募集しながらなぜ人が集まらないのか分らないが今でも募集をかけている。

 アルファクラブ武蔵野求人広告は虚偽記載と呼んでも差し支えない面がある。求人と言いつつ、やっているのは働きたい人の気持ちにつけこんだ明白な互助会勧誘であるからだ。

 このチラシによって集められた互助会営業マン達の就労形態は、対個人事業主とアルファクラブとの『委託業務契約』なので労基の監督受けない。

 また、この手の求人はハローワークに載せられないが、アルファクラブのような資金力のあるところはハローワークのように規制がない新聞折込チラシは金さえ払えば何でもできるから、求人擬制互助会勧誘システムはまさに野放し、やりたい放題が現状である。

 求人先も戸田に古くからあるさがみ典礼の営業所一つをとっても、戸田本町営業所 戸田中央営業所 戸田東営業所と名前を替えて求人。業務委託代理店を募集しているくせに「職員募集」としてみたり、「人材育成代理店」等とうたって求人したり。

 そもそも業務委託なのに違法にノルマを貸し、個人事業主として委託契約をするのにアルファクラブ社員からの「指示系統」があり、さがみ典礼の店長を「上司」としているところは違法な偽装請負によく似ている。(本紙の二重派遣・偽装請負を読むと詳しく分ります)

男女「職員募集」研修2カ月分48万円〜56万円+諸手当≠ニ言っておきながら、研修2ヶ月は「短期業務委託契約」。業務委託はすなわちフルコミッションの個人代理店みたいなもの。

 研修終了後の正式職員登用を期待し、研修2ヶ月で8人互助会勧誘ノルマを課せられ、週単位で勧誘ノルマを果たせず切られていく人々を尻目に「正社員登用」の約束を信じ、家族友人に土下座までして正社員になったら給料で補填するからと、涙ながらに加入してもらって2ヶ月間頑張ってノルマをこなしたのに「個人代理店契約」。

「正社員にするって言ったじゃん?」とは言えず、正社員としての給料は夢のまた夢。互助会勧誘なんて延々とし続けられるはずがない・・・騙された、いい勉強だったとしてあきらめる人がこの不況下増えている。昨日の新聞折込に入っていただけでも3件も求人広告を出していた。

互助会組織は儲かり続け

 不況の中働き口もないから、「ナンだ互助会勧誘って?マルチか?」とか思いつつ、「マルチ商法には見えにくいし、8人だけ仲の良い友達に協力してもらおう」と意気込んで、ノルマをこなし、2ヵ月後に正社員登用なんて真っ赤なウソだと改めて冠婚葬祭互助会組織の実態を知ると、その研修社員たる「短期業務委託契約者」は去っていく。

 客を勧誘してきた者が去れば、入会した互助会員も退会して互助会は損するんじゃないかと思うだろうが、互助会は損をしない。

 アルファクラブに限った話ではないが、たかが数千円のつきあいだと互助会に入会しても、解約する時は解約手数料が何万円かかかったり、解約のための面接だとかうっとおしい話に持って行き、指定の場所に日時予約して出向かせるなど手間をかけさせる。

 そして、それでも当然の権利として入金した互助会費用の返済を求めるとありえない割合の「解約返戻金」を言ってくる。大の大人なら交通費にもならないような。

 互助会入会者はバカらしくなって(互助会と勧誘者に)、「詐欺師に騙された。時間が勿体ない」とはした金の解約返戻金はあきらめることが多い。当然、勧誘者の信用は一切なくなるが。

 そういった本来返さねばいけないはずの金が積もりに積もるとデカイもんで互助会組織は儲かり続ける。数千円の残高しかない貯金通帳なんて放りっぱなしにされる事が多い。引き出しに行く手間が割に合わないから。それが積もって日本のタンス預金は何十兆円とか言われている。互助会組織に限らず、解約返戻金をゴネる会社は、この手の原理で太っていく。

 アルファクラブで、蕨警察署跡地の半径何キロか、蕨市戸田市川口市の新聞折込でありったけ求人し、いくらの求人広告費用がかかったのかは知らないが、刻々し続けるということは「儲かる、利がある」からなのだろう。

互助会の短期業務委託契約システムは、タダ働き人材活用の優良ビジネスモデル

 こうやって求人をしていればこの不況だから、アルファクラブ武蔵野のシステムを知らない人が半永久的に求職に訪れる。委託契約だって個人代理店だって食わせなきゃいけない家族のためならとりあえずやるだろう。

 それで1人か2人しか勧誘できずにやめて行ってもさがみ典礼としては痛くも痒くもない。

 1件も契約の見込みがない短期業務委託契約者だって、研修期間の間中はチラシの準備、掃除、ポスティング等を無給でやってくれるから本来払うべき人件費より大幅に安いコストで大量の人材活用ができる。この不況下タダ働きさせられるシステムというのは恐ろしいが儲かる秘訣なのかも。

 そんなアルファクラブ武蔵野の「安らぎホール蕨」は、以下のチラシのように「仮称・安らぎ〜」がとれて、正式に12月にグランドオープンする事になったもよう。

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