アンツシリーズ番外−左翼の「派遣喰い」

09/01/12

日曜の新聞折込は求人広告で一杯

 日曜休日の新聞折込チラシには未だに束になる程の「求人広告・アルバイト広告」で溢れている。
 年越しに派遣村に集まった「派遣切り被害者」の人達は新聞を取る余裕もないだろうから、救援物資よりもこういう求人チラシやフロムエー等を大量に送ってやる方がいいのではないだろうか?マスコミに「働きたい」って叫んでるんだし。
 全国の求人折込を眺めていればどれか一つ位はやる気の起こりそうな仕事が見つかるだろうし、気晴らしに求職の旅に出るからとか言えば、また役所が小口融資をしてくれるかも知れない。

 難民救済と更正支援のための制度融資として東京都社会福祉協議会が貴重な財源の中から捻り出して融資する金なのだから、融資を受けた派遣切り被害者の人達は、湯浅誠の生活保護マニュアルを買ったりパチンコや賭け事に使ったりなどせず、ぜひ毎週一冊はフロムエーを購入して欲しい。
 というか近所なんだからリクルートの社員諸君が手配りでネオ派遣村4箇所に届けてやったら、広告主にも喜ばれるし、もしかして派遣村の中にも本当に働きたくて仕方がない人もいるかも知れないから喜ぶんじゃないか?

 既に、湯浅誠や関根秀一郎がこすっからく求人広告を集めてきてガリ版刷りの機関紙でも作っているか?……いやいや、湯浅も関根も派遣難民は手駒でありカードであるから、働くといって村を出て行く奴が増えちゃ困る。
 求人チラシは印刷したって配りはしまい…という事は起業精神溢れるリクルートの若手がネオ派遣村にフロムエー抱えて行って、元気・やる気も一緒に配ってやるべきだ。
 ……やる気のある奴はあの手の運気の下がりそうな場所には近寄りたくもないか。やはり救援物資を送っていた人達が新聞折込の求人チラシをネオ派遣村に送ってあげて労働啓蒙してあげるのが一番か。

派遣村人にやりがい・生き甲斐は無縁

 この派遣切り被害者の人達に、全国の農林水産業やモノづくり職人さんの業界から「俺んとこへこないか?」ラブコールが大量に寄せられているらしい。しかし、絶対に空しい結果に終わるだろう。
 農業従事も漁業関係の仕事も一人前になるまでには2〜3年はかかる。
 工芸品などの職人さんは下手したら10年は下積み勉強期間だ。特にモノづくりで一人前になるためには(漫画家のアシさんも俳優の卵もそうだが)よくヨシモトの芸人さんが自虐的に言うように、月1000円の給料で暮らして…、ってのが普通だ。

 農業も漁業も従事している人達はゼニカネじゃなく(結果として必要だけれども)本気で自分の仕事に誇りを持って働いているわけだから、この派遣村にたむろして燻っている若者達を見て、まじめに「一人前になるまでは給料なんて10万円以下だし一人前になっても食っていくには苦労する。しかし『やりがい』はある。俺んとこで働いて見ないか?」と真剣なエールを送っている。
 しかし、そんなエールはこの派遣村にたむろする若者には、キチガイ沙汰に聞こえるだろう。彼らも最初は自分の夢のために一時的な気持で派遣だかアルバイトだかで働いていたのだろうけど。いつのまにか楽な暮らし方が板についちゃって、真剣に物事考えるのが苦手になったからこそ、湯浅らの煽りに思考停止状態で便乗しているのだろうから。

 派遣村の若者にやりがいを訴えて、農業漁業を薦めても
「いや、給料10万円以下なんて(笑)湯浅さんにくっついて生活保護申請を受理させれば毎月何もしなくても10万円以上、国がくれるんですよ!農業漁業なんて朝早くから働いて生活保護以下じゃないですか!定時で終われるんですか?残業代は出るんですか?」
と身分不相応な切り返しをされて終わりだろう。

 埼玉県に本部のある職人協会というところも将来の職人技の担い手を派遣切り被害者に求めている。
 しかし一人前になっても補償もなく自己責任で社会を渡らなきゃいけない職人に、派遣村の若い人が魅力を感じると思えない。
 湯浅誠の生活保護マニュアルによって働かなくても稼げる生活を手に入れたら、修行して身に付けた技術で一生懸命働いて生活保護費よりも安い「儲け」なんて見向きもしなくなる。やりがいや生き甲斐とはハナから無縁だ。
 きっと、インターネットで楽して高収入!とか情報起業で不労所得で大儲け、といった詐欺的フレーズには興味を惹かれるのだろうけど。

(本当は東京のど真ん中で自由な独り身生活を送り特に守る家族もいない派遣難民の人々より、伝統職や農業漁業関係者にこそ、保護すべき重要な労働力として、国は十分な補償を与えるべきだと思うのだが。本当に困っている人は自分からなかなか口を開かない)

労働組合商人の募金はホント不透明

 ところで湯浅誠のメインのシノギ、ホームレスをアパートに入居させて保証人代行をして手数料稼ぎをし、一人暮らし用の使いまわし家具を高値で売りつける「自立生活サポートセンターもやい」について。
 メインスポンサーだった家賃補償会社のリプラスが倒産するや否や湯浅誠は「緊急支援のカンパ募金をお願いします!」なんて倒産便乗の募金をして、あれがまた幾らのシノギになったのかは知らない。
 しかし、リプラスは時をおかずに総合決済サービス・株式会社デジタルチェック(西新宿・友水良一社長)に買収されて、デジタルチェックが結局家賃保証のところを担う事になっていた。

 リプラスと懇意な湯浅誠がそのような事情を知らないのは不思議であり、リプラスが倒産したからと慌ててカンパを募る必要なんて全然なかったんじゃないの?という気がする。
 デジタルチェックとしては自社の決済サービスとリプラスから引き継ぐ家賃保証ビジネスの決済を上手くリンクできる目論見かも知れないが、リプラスのおまけでくっついてくる「もやい」が抱えてる家賃保証対象者は決済がスンナリ出来ないから社会から弾かれ嫌々もやい湯浅の傘の下にいるホームレス連中だと言う現実を直視すべきではないか?

 湯浅や関根の商売はマスコミを利用せず裏商売としてコソコソと続けておけば長続きしたのに、派遣村等と自分を過信して本来持っている広報能力以上のパブリシティをマスコミに委ねたのがいずれ敗因となる。
 ネオ派遣村がどんどん公認されて、明細を公表すべき倫理的な義務が生じれば結局は自分達の首を締める原因になる。
 テレビクルー、新聞、雑誌各社が派遣村の年越しイベントにありったけの人員を配置して、いまだに派遣村でたむろする無職や湯浅らの一挙手一投足を撮影しまくっているのは、湯浅らを「英雄視するためだけのアングル」から視ているからじゃない。

敬天新聞ホームページ敬天ブログ | 人材派遣アンツの偽装請負二重派遣シリーズ