多種多様なビジネスを手掛ける若き実業家、「平成の木下藤吉郎」こと木下直哉の意外な商売とは?

≪住宅建設〜映画制作〜総合格闘技・・・更にホテヘル(出張風俗)??≫ −中編−

2009/05/21

 潤沢な資金力による絶対的優位性を背景にした企業買収(乗っ取り)で、竃リ下工務店の木下直弥社長は、若くして実業家の地位を確立した。

 人様が築き上げた会社であろうと、札束で相手の面を張って買い叩けば、自分の所有物である。まさに、新自由主義経済の申し子のような実業家である。そんな若き実業家の膨らんだ懐に手を忍ばす者は、ドン・キホーテの安田隆夫会長ばかりではない。

 映画制作・配給の二大巨頭、松竹(迫本淳一社長=55)と東映(岡田裕介社長=59)もまた、木下直哉に擦り寄り、其れこそ格下の若造に頭を下げては、映画制作費の出資を嘆願しているという。木下直哉が日頃から映画好きを公言(特に吉永小百合が大好きらしい)していることから、絶好のカモとして目をつけられたのであろう。

 結果、老練な松竹・東映連合軍は、まんまと大金を吐き出させる事に成功した。現在公開中の「GOENON」(松竹・ワーナー)、「BABY BABY BABY!」(東映)を含め、木下直哉が出資した映画は、これからも多数、公開を控えている。

 通常は興行成績で凌ぎを削る両社であるが、この不況の最中での貴重な出資者に関しては、仲良くシェアした格好である。しかし、総合格闘技の興業運営に映画制作の出資と、ひと昔前のお大尽風を吹かすタニマチの道楽のようだが、何故か結果かついてくるから不思議である。

 総合格闘技の興業運営では、定期的に開催される「戦極」が人気をはくし、深夜枠とはいえテレビ放映もついている。また、邦画の興業成績は全体的に上向きでもあり、出資した作品もそこそこのヒットを飛ばしている。時流に乗っている者には、常に追い風が吹くようだが、もしも全てが計算された事業計画であるとしたなら、木下直哉は只者ではないということか。

 さて、向うところ敵無しの勝ち戦を続ける「キノシタグループ」には、格闘技や映画といった華やかな表舞台とは別に、人にはあまり知られたくない、ある種の「裏商売」にも進出しているとの噂がある。

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