多種多様なビジネスを手掛ける若き実業家、「平成の木下藤吉郎」こと木下直哉の意外な商売とは?

≪住宅建設〜映画制作〜総合格闘技・・・更にホテヘル(出張風俗)??≫ −前編−

2009/05/18

 百姓家に生まれながら、後に天下統一を果たしたのが、戦国時代一の成り上がり武将木下藤吉郎豊臣秀吉)である。故・前野徹元東急エージェンシー社長)は、この天下人の生まれ変わりだとし、木下工務店木下直哉社長を「平成の木下藤吉郎」と呼んでいたらしい。

 木下直哉もまた、前野徹を人生の師匠として今なお敬意をはらっている。勿論、木下藤吉郎木下直哉には系譜上の繋がりはない。更にいえば、木下工務店木下直哉との間にも、たまたま名前が一緒である事以外、何らの関係もない

 今から5年前、借金で首がまわらない木下工務店を、銀行債務の免除を条件に買収したのが、同姓の木下直哉だったというに過ぎない。当時は、村上ファンドやホリエモンがまさに絶頂期(ここからイッキに滑り落ちる)で、先ほどTBSとの業務提携を断念した楽天が、TBS株を買い漁っていた頃である。

 その先輩方の手法を真似、時には反面教師として、堅実に歩を進めてきたのが木下直弥なのだ。その後も、飛ぶ鳥を落とす勢いで、様々な業界に進出を果たしていく。最近では昨年9月、介護施設業界では準大手であった「ライフコミューン」を買収し、現在では業界上位の売上を誇っている。

 ただし、既存企業の買収から新規事業への参入といった、資金力の絶対的優位性を背景にした「乗っ取り」手法が基本である事に、変わりはないようだ。さて、経営基盤が確立した木下直弥のもとには、当然のように人が群がり始める。その目的は「タカリ」が大半だといってよい。

 その一つが、過去に反社会的勢力との不適切な関係が露呈し事実上解散した、総合格闘技「プライド」の残党達だ。その中には、解散以降もプライドの面倒を見ていた、ドン・キホーテ安田隆夫会長もいた。

 依然と人気の高い格闘技興業の旨味を知る彼等は、新たなスポンサーに「平成の木下藤吉郎」に白羽の矢をたて、復活を画策したようだ。まんまと神輿に乗った木下直哉は、新しい興業運営会社「WVR」の代表に就任する事になる。

敬天ブログ | 敬天新聞社ホームページ | 敬天千里眼