鞄結档<塔eナンス代表・亀井正行の儲け話(2) 整理屋の津田勝も遂にサジを投げて逃亡!

2010/04/19

 昭和22年頃、日本を代表する大手3大海運会社の一つである日本郵船の社員であった岩井謙造が独立し、GHQよりビルメンテナンスのノウハウを吸収し創業したという岩井興業。長年の努力によって得た実績も、今や業績を向上させるために招き入れた亀井正行の手によって、瀕死の状態に陥っている。平成20年に鞄結档<塔eナンスに改称したときには既に岩井興業時代の社員は排除され、怪しい会社へと変貌を遂げていた。

 嘗ての岩井興業鰍ヘ、在日ウクライナ大使館よりシジャチェンコ通商貿易代表を招いて催しを開いたり、東京帝國ホテルで創業60周年を祝うパーティーを開き、臼井日出男・相沢英之・片山さつきといった政治家や野村克也監督夫妻・デヴィ夫人・和泉元彌といった多くの著名人を招くほどであった。

 ところが、亀井がウクライナの投資を謳うジャパンウクライナトレードセンター梶Aカメイトラスト投資事業有限責任組合、無限責任組合IPM梶A共同組合福岡経営コンサルティングセンターの他に、歯のインプラント治療を推進し、養成学校や直営病院の開業を謳うNPO法人日本インプラント推進協議会、日本インプラントローン鰍ニいった団体・企業を使って金集めを進める過程で、詐欺疑惑が俄かに騒がれるようになった。

 やがて東京メンテナンスの上場を謳い「セントラル投資事業有限責任組合」と共謀し法外な額で未公開株を販売していた部下の伊藤、小野、竹田、早川をはじめ、投資家の勧誘に携わった林やクキタを名乗る中国人女性は集めた金をネコババして会社を出て行ってしまった。福岡での金集めに一役を担った武石理恵も手の平を返し被害者に転じているという。

 渉外担当で起用されていた整理屋の津田勝も、とうとう4月に体調不良を理由に辞めてしまった。警察当局が動き出したという噂が現実性を帯びて、亀井は四面楚歌の状態に陥っている。出資者や当局、報道関係者の対応に追われていた津田がサジを投げたということは、出資者には気の毒だが内情は限界に達しているということだろう。

 社員への給与や家賃の支払いも滞っているというが、亀井は当紙の取材に対し「信頼して任せていた部下達が私の見えないところで悪いことをしていたようだ」と被害者意識をアピールしつつ「部下の責任は全て代表である私の責任であるから部下に責任を問わない」と格好の良いことを言っていたが、不当に集められたお金の一部が自分にも入っているから問えないのではないのか?「ウクライナの貿易とインプラントの推進事業が成功すれば、多大な収益を見込めるから、部下に騙された人や出資者の問題は解決する」と、この場に及んで現実離れした夢を語っていたが、亀井の姿は哀れな大狸にしか見えなかった。つづく。

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