練馬区役所から練馬区建設業協会所属業者へ、入札情報漏洩の疑い その6

2010/03/05

 平成21年度も残すとこ僅かである。嘗て、追求の矛先であった談合まみれのビルメン業界の委託業務入札は、これからが繁忙期であるが、建築工事の発注も又、大型案件が控えている。さて、本件追求は、談合の仕切り役と受注調整の役目を担っているとの疑いがある、練馬区建設業協会に加盟する、潟Rバ建設(練馬区上石神井3−6−21=小林四郎代表)への取材申入れから始まった。

 残念ながら、申入れは徹底的に無視されることとなり、その後も当方から送付する郵便物を受取拒否とするなど、随分と忌み嫌われたものである。後ろめたい事、疚しい事がなければ、向けられた疑義を自ら進んで否定し払拭すれば済むことだ。たとえ信用に値しない戯言にしろ、入札妨害行為は犯してないと意思表示の一つでもすれば、多少は評価できるのにだ。

 一方、情報漏洩の疑いを質した練馬区総務部経理用地課の担当職員は、直ぐさまに否定したものだ。勿論、調査等を行なっての結論ではなく、飽く迄も「犯罪を犯す職員など居る筈もない」といった性善説の立場からの信用的若しくは希望的発言に過ぎない。それでも、同じ疑義が懸かる当事者として比べると、両者の対応には大きな開きがあるといえる。

 日々生業の糧を税金原資から頂戴する、公共事業に携わる事業者として、説明責任を果たすことは最低限の責務だと考えるが、コバ建設は、その自覚が欠落しているようだ。代わりに、当方に寄せられるコバ建設を含め練馬区建設業協会に対する意見・抗議・告発等の声が日増しに増えている。

 特に、コバ建設の営業部長であり、且つ練馬区建設業協会の角田浩事務局長に関する情報が目につく。なかには、立派な邸宅に住んでいるとか、分不相応な暮らしぶりといった、若干妬み辛みも入り混じったものもあるが、業者が夜な夜な屯する練馬駅北口にある複数の飲食店での、角田浩事務局長の御大尽風を吹かす姿に、不正な銭の匂いがするという、随分と生々しい話しも聞こえてくる。

 とはいえ、それが談合の仕切り調整役で得たものだと結論付けるのも、些か乱暴な話しでもある。今後、尾ひれのついた噂話が広まるのも避けられないだろうが、それもこれも対応の甘さから出た結果である。本件が事件化していない今、当事者が口を噤めば、真実が明らかになることは難しい。しかし、騒動の渦中で悪事を重ねるほど馬鹿ではない筈だ。本件追求が、談合の抑止となれば、真相解明に等しい成果だともいえる。

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