2009/09/09
稀代の詐欺師「佐藤敏夫」の実子であり、タレントのマリアンの元夫「佐藤友久」(イースターコーポレーション代表)と、銭の亡者「砂川日成」(クラケンコーポレーション会長)の両者はRCCを籠絡することで、佐藤が背負い込んだ40億円以上もの債務(RCC保有債権)を帳消しにした上で、当該債権の物上担保不動産(港区赤坂三丁目・料亭千代新跡地で現パチンコホール)をも死守しようと画策した。
その仕組みはいたって単純なもので、RCC保有債権(物担不動産)を第三者である砂川日成が買取り、その1年後を目処に佐藤友久の関係先が買戻すといった絵図である。実際、砂川日成がRCCから買取った債権の額は、11億円であったことからも、一瞬にして30億円の債務が消し飛んだことになる。無論、表面上は残債務30億円として形が残るものの、担保権のない債権など存在しないも同然と考えたのであろう。
当該不動産の買戻し時には30億円の残債務を僅か1万円で譲り受けることも密約していたことから、事実上の迂回債務免除を狙って画策されたものだといえる。今にも当時の両者の高笑いが聞こえてきそうである。
しかし、この単純極まる絵図が成功したのも、RCCの不可解な仕事があってこそである。債権譲渡先の調査は、サービサー業務の基本である。砂川日成の周辺を一寸探れば、暴力団の影が見えてくるのは周知の事実である。サービサーと暴力団を含めた全ての反社会的勢力は、けして接点があってはならないのは常識である。当該案件のRCC担当職員が、砂川日成の正体を見破れなかったのか、若しくは、全貌を知った上で両者の計画に協力したのかは定かでないが、不手際な債権処理であったことだけは確かである。
さて、RCCからの足枷が解けた佐藤友久と協力者である砂川日成は、互いの約束を履行することで、絵図を完了するはずであった。しかし、今日に至るまで両者は本性を剥き出しにし醜くも争うに至っている。その原因が、当該不動産がある港区赤坂周辺で起こった局地的な不動産バブルの到来である。佐藤友久にしてみれば、契約通りの11億円プラス1億円程度の報酬を上乗せした金額で、当然のように買戻し手続きをしようとしたが、土地高騰で50億円程に跳ね上がった当該不動産の「現」所有者である砂川日成も、これまた当然のように売却に難色を示したのである。
今現在、この争いは東京地裁にて係争中であるが、そもそも、両者がRCCに仕掛けた不当行為は、刑事事件として立件されても何らおかしくなく、厚顔無恥とは正に両者に当てはまる言葉である。兎に角も、佐藤友久の債務が脱法の上で処理されたのは明らかである。砂川日成共々、牢にぶち込むまで徹底追及する所存である。