脱毛美容の業界制覇を企む「エステティックTBC」

松倉知之代表の節操なき儲け処世術に斬り込む E

2009/07/17

 他の業者では、けして真似の出来ない「脱毛無料ご招待」を、全店舗で展開しているのが、業界最大手「エステティックTBC」(新宿区西新宿1−25−1新宿センタービル43F)である。長期の施術期間に加え、利益率の高い脱毛施術を一押しに、業界制覇を目論むエステティックTBCは、運営会社「TBCグループ株式会社」の二人代表取締役、天辰文夫と松倉知之が率いている。

 特に、松倉知之は自身が経営する「松倉クリニック&メディカル・スパ」(渋谷区神宮前4−11−6表参道千代田ビル9F)の院長を兼務しており、極めて多忙であることは間違いない。当然ながら、脱毛無料ご招待の顧客などは、松倉知之の直接施術を希望したところで、相手にもされないであろう。少なくとも、正規の脱毛コースを契約した上に、松倉クリニック&メディカル・スパで、高額の美容整形契約でもしたならば、業界屈指のイケメン医師とお話しする程度の機会は、あるかもしれない。

 さて、業界最大手のエステティックTBCを、更に発展させようと尽力している天辰文夫と松倉知之が、実は単なる傀儡でしかないことは、美容業界に精通した者なら大半が知っている既成事実である。勿論、TBCグループ社員ならば、両代表取締役には何一つ決定権が無いことを知っている。この二人の代表取締役を背後で操るのが、TBCグループの前代表の丸平光である。

 丸平光は、女性の顧客で占められていたエステ業界に、男性を対象とした「メンズエステ」を広めた人物である。今から7〜8年程前、男性化粧品といえば整髪料位しか無かった市場に、男性専用のスキンケア商品を提供し、新たな市場を切り開いたのである。その後、専門分野である美容脱毛へと男性顧客を誘導したことが、今日あるTBCグループ躍進の切っ掛けとなったのだ。

 これ程の業績を残しながら、丸平光が表面上とはいえTBCグループの代表を降り、経営の最前線から抜けたのである。事業の最前線に立つより、背後で支配する道を選択した理由とは、いったい何か。

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