脱毛美容の業界制覇を企む「エステティックTBC」

松倉知之代表の節操なき儲け処世術に斬り込む C

2009/06/29

 市場規模1兆円(現在から倍増)を目指し、エステ業界の制覇を目論む天辰文夫美容外科界のイケメン医学博士で、自身の名を冠したクリニック(松倉クリニック&メディカル・スパ=渋谷区神宮前4−11−6表参道千代田ビル9F)の全国展開を目指す、幾分ナルシストの松倉知之

 因みに、美人女医??としてテレビのバラエティー番組に頻繁に出演している西川史子は、松倉クリニックの勤務医である。この天辰文夫と松倉知之の両者が、共に代表取締役として運営しているのが、エステ業界最大手の「エステティックTBC」(新宿区西新宿1−25−1新宿センタービル43F)である。

 天辰文夫が美容外科専門医を取り込んだのか、はたまた松倉知之がエステの牙城に乗り込んだのか、何れにせよ二人の野心家の思惑が一致している現在、取り敢えずは良好な関係を保っている模様だ。さて、女性の肌露出が増す夏本番をむかえる今、エステティックTBCでは得意の脱毛施術をイチ推しに、過激な営業を展開し始めた。そのキャッチコピーは『TBC脱毛の日』と称するもので、内容はTBC全サロンで展開する「脱毛無料ご招待だという。

 同業他社のエステが割引などして集客に躍起になったところで、到底太刀打ちできないサービスである。消費者にとっては、各エステの技術力に関する情報を得るのは難しい。せいぜいネット上の口コミ情報を参考にする程度だ。ならば、CMを大量に流している大手エステへと自然と流れていくのは道理だ。加えて、料金が安いばかりかタダだということなら、この夏の勝負は既に結したといってもよいだろう。

 しかし、タダより高いモノはないと、安易な判断を戒める格言があるように、エステティックTBCの戦略に乗せられると、思わぬ後悔をする可能性もある。ただし、戦略というには程遠い仕組みであるから、消費者は最低限の注意をはらい判断すれば、カモになることはない。

 勿論、検討したうえで、エステティックTBCの無料脱毛を受けるのであれば、あれこれ当方が口を挟むものではない。言いたいのは、世の営利企業に完全な0円営業など存在しないということだ。

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