大潟村あきたこまち生産農家は、自ら、あきたこまちブランドを捨てるのか?

2009/06/13

マスコミ仕掛けの渋谷ギャルの就農プロジェクト
ノギャル農ギャル

埼玉の兼業農家のタレント志望者を田んぼの稲作作業に引っ張り出して
農ドル

現役女子高生にイヤらしいめの水着を着せて、
田んぼの中で泥まみれの稲作をやらせて
米ドル(『マイドル』と読む)」

 今時の米生産農家は、よほど、自分の米のブランド品質に自信が持てなくなったのか?

 それとも、こういった「いい加減な空気」を演出して米作りにエンターテインメント性を出しとかないと、表沙汰になっては困るブランド米ビジネス業界の「いい加減な実態」というものが存在するのだろうか?

 秋田県大潟村あきたこまちとしてブランド米とされたあきたこまちの、ある特定ルートのものが、実は純粋な大潟村産あきたこまちではなく、関東近郊の農家で生産されたものとの混合米でありながら「大潟村あきたこまち」として販売されていた事、そして、それを主導したのがなぜか大潟村あきたこまち米生産者グループ幹部達であった事を、本紙が追及しだしたこの春以降、上記のような「農業タレント」をマスコミリリースにのせるようになってきた。

 農作業をやらせるのにわざわざギャル系アゲ嬢系のオシャレな「動きにくい」カッコをさせたり、水着にさせたりしているのは、当然、「テレビ収録の時しか農作業をしていない」という、まずテレビありきの農業を舐め切った企画であるが、これらのやらせ臭プンプン企画、農業タレントの先駆けであるノギャル農ギャルは、チャラついたプロダクションの発想かと思いきや、秋田県大潟村あきたこまち生産者が考えた(と自分で言っている)そうだから驚きだ。

 最近、農業に関わるイベントが増え、知りあいのカップリングパーティ屋さん(出会いイベント業)等が、過疎地農協と提携したりして、「婚活」と「農業」を組み合わせた、「農活合コン」なんかを主催したりしている。

 しかし「農活合コン」はあくまで、イベント業者の出会いの場演出のために景色も空気もよい田舎田園を使わせていただくものであり、イベント会社から農家へお願いする形。「農活合コン」は多くは、都会の男女がイベントとして2〜3日、田舎へ行く。そして、収穫時に再び同じメンバーと再会して出会いを深める・・・みたいな「演出」としての農業イベントとして、「日本の農業を変える」といったキレイ事はわない。

 農家側に他意はないし、別に農作業をバカにしてる訳でもない。まれに女性がほとんどいない過疎農村農協さん達が都内の出会いイベント業者と組んで、都会の女性を田舎の農作業を通して農協男性との出会いマッチングする場合もあるのだが、これとて、米作りに関してフザけた気持ちは一切ないだろう。メインは「出会い」、農作業は「サブカテゴリー」と、米作りはパフォーマンスの一環だとちゃんと説明している。

 しかし、それに比べると大潟村あきたこまち生産者達の主催した「農ギャル」等は、口先では幾らでも「ギャルが日本の米作り農業を変える」とか言っても、明らかに「出演者」が誰かの指示を受けて「演じて」いる、ヤラセの匂いがプンプンするもの。「シブヤ米」をブランド米化するというが、それは「大潟村あきたこまちシブヤ米」と呼ぶのだろうか。渋谷で作ってもいないのに。

 秋田県大潟村で、本紙追及の千葉・埼玉・茨城・福島の米との混合あきたこまち販売」にかかわっていない、大潟村あきたこまち生産農家の皆さんは、この「コラボ米」という名のデタラメな「ブレンド米」で、大潟村農家の皆さんがせっかく築いてきた大潟村あきたこまちの「ブランド」を、一部のあきたこまち生産者の一人勝ちのボロ儲けと引きかえに、汚されてもいいと思っているのだろうか?

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