「消費税1億2000万円を脱税した【明和産業】の

濱田芳郎代表が、東京国税局に告発くらう」の巻C

2009/04/14

 消費税法違反罪で刑事告発された、明和産業の濱田芳郎代表の現在の心緒は、千千乱れていることだろう。この期に及んで、起訴はされないなどと虚勢を張れる訳などなく、せめて在宅起訴(逮捕拘留の公算大)で済まないかと、日々神頼みする姿が目に浮かぶようだ。

 但し、他のビルメン業者とて、濱田芳郎代表の境遇をせせら笑い、或いは哀れんでばかりもいられないのが現実としてある。何故なら、濱田芳郎代表が犯した消費税脱税の悪質ビジネスモデルは、多くのビルメン業者も実行しているからである。今回、際立つ悪質さによって、明和産業及び濱田芳郎代表は刑事告発をくらった訳だが、告発対象の自覚があるビルメン業者にとっては、けして他人事ではないのだ。

 今後、怪しげな子会社を抱えるビルメン業者を徹底的に洗い出し、告発予備軍の業者リストを作成するのも、面白いかもしれない。さて、業界の風見鶏と言われ、周囲から懐疑の目を向けられることも少なからずあった濱田芳郎代表も、今では業界の実力者として、確固たる地位を築いている。

 ここ数年は、社団法人「東京ビルメンテナンス協会」の理事職を務め、事件発覚後も現職に留まっている。「脱税告発ごときは些細なこと」と、協会は捉えているようだ。

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