「消費税1億2000万円を脱税した【明和産業】の

濱田芳郎代表が、東京国税局に告発くらう」の巻@

2009/03/24

 当方がビルメン業界ネタを扱うのも、相当久しぶりである。業界を集中的に糾弾していた当時は、その多くが談合事案であった。ただし、糾弾収束の頃には入札方式も改善され、加えて指定管理者制度の導入といった業務請負の形態が抜本的に変化したことを受け、旧態依然とした談合依存の業者が淘汰されていった時期でもあった。

 当方としても、当時の糾弾活動が、ビルメン業界に根付いていた悪しき談合体質の改革の一助となった自負もあり、その後は糾弾対象から外していた経緯がある。さて、ビルメン業界にとっては新年度の入札が集中する繁忙期のこの時期に、聞き覚えのある業者のニュースが飛び込んできた。

 業界の風見鶏(←当時に記憶していた印象)こと、明和産業の濱田芳郎代表が、消費税免除の制度を悪用することで1億2000万円を脱税したとし、東京国税局が消費税法違反罪で東京地検に告発したというのだ。濱田芳郎代表といえば、談合入札が旺盛を極めていた時代には、談合局面と参加業者の力関係を判断し、その都度、有益な立場に転がるといった、浅ましい才能を発揮していたものだ。

 恫喝に懐柔そして裏切りと、本性剥き出しの談合現場を飄々と泳いでいた男に、いったい何があったのか。

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