エセ右翼・エセ同和を騙り、高額書籍を売りつける 潟Gス・ビー・ビーの恫喝商法に捜査のメス!

2009/01.22

 昨年の敬天新聞4月号に掲載し、糾弾をしていた潟Gス・ビー・ビー(代表・柿原邦人=東京都北区中十条2-9-12)という高額書籍の出版会社に21日、岡山県警の捜索が入った。岡山営業所など関係先数ヶ所にも捜索が入り関係者9名が恐喝容疑で逮捕された。県警の調べによるとエス・ビー・ビー(以下SBB)の口座には3年間で30億円の入金があったという。

 SBBは平成19年4月、民主党の山下八洲夫参議院が代表となっていた政治団体「政治経済研究会」の名の下に、領土や公安問題を扱う高額書籍を脅しまがいの手法で売り捌いていたとして問題となった。さらに2005年までに印税名目で一億三千万円余りもの報酬が山下議員に支払われていたことが判明し耳目を集めた。

 このとき山下議員は一億三千万円も貰っていながら「営業の実態は知らなかった」と弁明し、民主党内において最も軽い処分である「幹事長注意」で事なきを得た。軽い処分を下した民主党の当時の代表は小沢一郎である。多額の利益を得ていながら、今も昔も変わらない民主党の常套句「知りませんでした」を理由に、己の身の保身と党益を優先し不問ともいえる軽い処分で騒ぎに蓋をしてしまったのである。

 そのためにSBBの営業実態にまで蓋がされ、悪徳業者を今日まで野晒しにしてしまう結果となったのであるから、国民の権益を守るべく責務を蔑ろにした民主党の罪は非常に重いといえる。山下議員も民主党も疚しい事がなかったら、徹底的にSBBの実態を当時追求出来たはずである。しかし、悪徳業者からの報酬で研究会の人件費や千代田区平河町にあった事務所家賃、民主党サポーター会費やパーティー券代などに充てていた疚しさから追求できずウヤムヤにしたのだろう。

 SBB幹部で「政治・経済研究会」現会長の門野太郎は当時を振り返り「山下先生には頻繁にお会いしていたし、あれだけ高額報酬を貰っていながら何も知らない筈が無いでしょう」と当紙にコメントしている。因みに門野は透析で病院通いしている死に損ないの爺さんである。警察や消費者、本物の右翼団体や同和団体から苦情が来ると「私が総責任者です」といって出向き、死にそうな顔でヒタスラ謝る謝り役だ。

 門野によると「政治経済研究会」は嘗てNHKの闇将軍と云われた上田哲がSBBの創業者である大江可之と共に設立した政治団体であり山下議員は上田哲の秘書をしていた経緯から同会の会長となり、事務は元国会職員の寺田晃夫に任せていたという。SBBは元検事総長の吉永祐介を役員に連ね、大江可之が亡くなってからは息子の大江尚之が社長に就いていたが、組織が分裂したり尚之の金遣いに不満をもった先代の後妻・大江典子(尚之の継母)と経理担当の柿原が良い仲となり、尚之は追放されて柿原が現社長に就いているのだという。

 まあ、そのおかげで尚之は儲けた金でいち早く独立して、今回の逮捕に巻き込まれず、現在はテレビCMでも知られる「総合セキュリティーソフトのハミングヘッズ梶vというIT企業の社長になっているというから今頃、胸を撫で下ろしていることであろう。

 しかし、捜査当局にはこの際、過去を遡ってSBBの実態を徹底究明し、悪徳商法に絡み美味しい思いをしてきた政治屋、エセ同和、エセ右翼、詐欺師をネズミ一匹足りと逃がさず天誅を下して貰わねばなるまい。

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